FireタブレットとiPadを比べると、どこが違うんだろう?
このような疑問にお答え出来ればと思います。
2021年5月に「Amazon」から「Fireタブレットの新しい10インチモデル」が登場しました。
それがこちらです。
私もずっとFireタブレットの存在が気になっていたので今回すぐに購入しました!
そして、手持ちの「iPad」と使い比べて、その違いをまとめてみました。
この記事では、
- AmazonのFireタブレットに出来ること。
- iPadと比較した時にどんな優劣があるか。
- Fireタブレットのおすすめモデル。
これらについて解説したいと思います。
結果から言うと、
Fireタブレットは、iPadに機能面では劣るが半額で買えます。
基本的なことが出来るコスパの良いタブレットを求めている人にとって有力な選択肢である。
このように私は実感しました。
この記事であなたの使用用途にFireタブレットが合っているか確認してみて下さい。
Fireタブレットに出来ること
まずは、Fireタブレットに出来ることを解説したいと思います。
ブラウジング(ネットサーフィン)で調べもの
「ネットが見れる」と言うのが当たり前だからこそ、その使い勝手は重要です。
スマホよりも画面が大きいので、何をするにしても作業が捗ります。
例えば、ブラウザで「Amazon」と検索するとこんな感じで見え方が異なります。
スマホ画面
Fireタブレット画面
Fireタブレットなら下の方のトップニュースまで視野に入ってきます。
この圧倒的な情報量の多さがブラウジングを快適にしてくれます。
文字サイズはそのままに、情報量が増えるだけなので、ネットサーフィンが捗ります。
初期ブラウザには「Silkブラウザ」というのがインストールされていますが、アプリストアから「Googleブラウザ」をダウンロード出来ます。
動画や音楽を快適に楽しむ
やはり、スマホよりも画面が大きいので動画コンテンツも非常に快適に観れます。
主要な動画配信サービスのアプリも豊富に揃っています。
- Amazonプライムビデオ
- YouTube
- Hulu
- Netflix
- GYAO!
- OPENREC.tv
- FOD
- DAZN
- ABEMA
動画だけでなく音楽も聴くことが出来ます。
ただし、スピーカー性能はあまり高く無いので、ボリュームを上げ過ぎると音割れします。
私の場合は、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンで曲を聴くので問題なく快適です。
音楽を聴くことが出来る主要アプリは下記2つですかね。
- Amazonミュージック
- Spotify
私はAmazonミュージックのヘビーユーザーなのでこのアプリひとつで十分です。笑
仕事の休憩中や筋トレ中はヘッドホンで音楽を聴きまくりです。
電子書籍が快適に読める
「Kindle」アプリで電子書籍を読むことが出来ます。
コミックを読むときはこんな感じです。
雑誌のサイズを見開きで表示するとこんな感じになります。
文字サイズが小さいと感じる人は、縦持ちにして片側ページずつも読むことが出来ます。
もちろん、ピンチイン・ピンチアウトで拡大縮小も出来ます。
「Kindle」アプリで電子書籍を読む方法は3つあります。
- ①「AmazonのKindleページ」から電子書籍を1冊単位で買って読む。
- ②「Amazonプライム会員」の「PrimeReading」で1,000冊ほどの電子書籍を無料で読む。
- ③「Kindle Unlimited」は月額で品揃え200万冊以上が読み放題。
特に③の「Kindle Unlimited」は月額料金さえ払えば、気になる作品を片っ端から読みまくれます。
今なら「30日間の無料体験」が付いているので、読書が好きな人はどんな作品があるか確認してみて下さい。
Amazonや楽天で買い物する
「Amazon」のアプリは当然あります。
「楽天市場」の方はアプリがダウンロードできません、ライバル企業だからですかね・・・。
ですが、ブラウザ上から検索して公式ウェブサイトの楽天にアクセスできるのでここで買い物が出来ます。
Amazon
楽天市場
楽天にもFireタブレットって売ってるんですね。笑
いずれにしても、スマホよりも画面サイズが大きいのでネット通販も快適です。
軽めのゲームならサクサク動く
Fireタブレットは、iOSでもAndroidでもなく、Amazon専用OSとなります。
なので、ダウンロードできるアプリが限られています。
こちらが人気のゲームアプリのスクリーンショットになります。
全体的に動作にパワーを必要としない軽めのゲーム達だと思います。
逆に、音ゲーなどの処理速度が求められるゲームは見当たりません・・・。
スペック的に厳しいものがあるのだと思います。
ゲーム用途がメインな人は「iPad(無印)」の方が間違いなく快適に遊べます。
Fireタブレットに出来ないこと
Wi-Fiが無いとネットが使えない
Fireタブレットは全て「Wi-Fiモデル」となります。
そのため、自宅や外出先に「Wi-Fi環境」がないとネットに繋がりません。
とは言え、スマホのようにSIMカードが挿せたとしても維持費がかかるのでイマイチです。
外出時はスマホを使い、自宅では大画面のFireタブレットを使う、という切り分けた運用になりますね。
ダウンロードできるアプリの種類が少ない
iPhoneやiPadの「App Store」やAndroidの「Google Play」と比較してダウンロード出来るアプリの種類が少ないです。
実際のアプリストアのページはこんな感じです。
主要なアプリは割と揃っていますが、アプリの絶対数が凄く少なく感じます・・・。
一応「Google Play」を無理やり導入する方法もあるにはありますが、非公式な方法なのでおすすめ出来ません。
色々なアプリを使いたい人は素直に「iPad(無印)」を買った方が幸せになれます。
イラストは描けない
正確に言えば、イラストは描けますが描きにくいです。
タッチペンは使えますが、お絵かきに使えるアプリは「メディバンペイント」くらいなものです。
タブレットでデジタルなお絵描きをしたい人も「iPad(無印)」の一択ですね。
プロのイラストレーターさんにも使われるほどiPadでのデジタルイラスト作成は人気があります。
「Apple Pencil」の描き心地は、イラストが描けない私でも快適だと感じるほどです。
FireタブレットとiPadを比較してみる
結局のところ、タブレットの王様と言えば「iPad」になっちゃいます。
そこで、FireタブレットをiPadと比較してどこが違うのかを見てみます。
「Fire HD 10」vs「iPad(無印)」の比較表
同じくらいのポジションにいる「Fire HD 10」と「iPad(無印)」の性能を比較してみます。
※価格は2021年7月1日現在のもの。
画像 | ||
名称 | Fire HD 10 | iPad |
価格 | 18,980円 | 38,280円 |
ディスプレイ | 10.1インチ 1080pフルHD | 10.2 インチ Retina |
解像度 | 1920 x 1200 (224ppi) | 2160 x 1620 |
RAMメモリ | 3GB | 3GB |
容量 | 32/64GB | 32/128GB |
バッテリー | 最大12時間 | 最大10時間 |
カメラ | フロント:2メガピクセル リア:5メガピクセル |
フロント1.2メガピクセル リア:8メガピクセル |
USBポート | USB-C (2.0) | Lightningコネクタ |
保証 | 1年間限定保証付き | AppleCare(有償) |
カラー | ブラック デニム オリーブ |
スペースグレイ シルバー ゴールド |
その他 | 基本的なことは全部できる | 別売りの「Apple Pencil」で イラストが描ける アプリが豊富に準備されている |
ざっと大まかに比較するとこんな感じになります。
両機種がそれぞれどんな人に向いているかまとめてみます。
Fireタブレットを買うべき人
安価でタブレットを買いたい人には、Fireタブレットがおすすめです。
タブレットとして基本的なことは全部できて「iPad(無印)」の半額で買えます。
ブラウジング、動画、音楽、電子書籍の使用がメインとなる人には間違いなくコスパの高いタブレットです。
Fireタブレットはキッズモデルを除けば6種類あります。
こちらがスペック表です。
画像 | ||||||
名称 | Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus | Fire HD 10 NEW!! |
Fire HD 10 Plus NEW!! |
Fire HD 10 エッセンシャルセット NEW!! |
価格 | 5,980円 | 9,980円 | 11,980円 | 15,980円 | 18,980円 | 24,980円 |
ディスプレイ | 7インチ | 8インチ HD | 8インチ HD | 10.1インチ 1080pフルHD |
10.1インチ 1080pフルHD |
10.1インチ 1080pフルHD |
解像度 | 1024 x 600 (171ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1280 x 800 (189ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) | 1920 x 1200 (224ppi) |
RAMメモリ | 1GB | 2GB | 3GB | 3GB | 4GB | 3GB |
容量 | 16/32GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB | 32/64GB |
バッテリー | 最大7時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
カメラ | フロント:2MP リア:2MP |
フロント:2MP リア:2MP |
フロント:2MP リア:2MP |
フロント:2MP リア:5MP |
フロント:2MP リア:5MP |
フロント:2MP リア:5MP |
USBポート | USB 2.0 | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) | USB-C (2.0) |
保証 | 90日間限定保証付き | 90日間限定保証付き | 90日間限定保証付き | 1年間限定保証付き | 1年間限定保証付き | 1年間限定保証付き |
カラー | ブラック | ブラック ブルー ホワイト |
スレート | ブラック デニム オリーブ |
スレート | ブラック デニム オリーブ |
その他 | - | - | ワイヤレス充電対応 | - | ワイヤレス充電対応 | Microsoft 365 Personal 1年版 セット ワイヤレスキーボードセット |
この中で、私がおすすめするのは「Fire HD 10」か「Fire HD 10 Plus」です。
この2機種は10.1インチと画面が大きく、フルHDなので画質もキレイです。
動作に関してもRAMメモリが3GB以上なのでサクサク動きます。
iPadを買うべき人
iPadはタブレットに4万円が払える人向けです。
ただし、4万円の価値はちゃんとあります。
処理速度が速く全てのアプリがサクサク動くし、iPhoneとの互換性もバッチリです。
別売りの「Apple Pencil」を準備すればデジタルイラストも描けます。
このクラスの性能のタブレットが4万円弱で買えるのは実は凄いことだと思います。