このような疑問にお答えします。
さっそく残念なお知らせになりますが、ゴールデンハムスターは縄張り意識が強いので、多頭飼いをするのが難しいです。すぐに喧嘩をします。
ですが、私がゴールデンハムスターを飼育してきた経験上、多頭飼いに成功するパターンも確実に存在しています。
この記事では、ゴールデンハムスターの多頭飼いを成功させるための方法やコツについて解説していきたいと思います。参考になれば嬉しいです。
注意ポイント
私はハムスターの専門家ではなく愛好家です。この記事の内容は鵜呑みにせず「参考」としてお受け取り下さい。
ゴールデンハムスターの多頭飼いを成功させる3つの方法
1つ目:赤ちゃんの時から多頭飼いする
これが多頭飼いを成功させる最大のポイントであり、結論です。赤ちゃんの頃からみんな仲良くママのオッパイを飲む、これに尽きます。
常にパーソナルスペースにママと兄弟(姉妹)がいることによって、縄張り意識が薄れていきます。
・・・と言っても、ハムスターに交尾・妊娠・出産をさせて赤ちゃんを生み出すのは割とハードルが高いです。オスとメスのハムスターが必要ですし、相性もよくないといけません。準備しないといけないケージも増えるので、お金や場所の確保という課題もあります。
ちなみに我が家で1番人気の家はこちらです。
この家で赤ちゃんの頃から仲良く育ってくれています。四方が囲まれている方がママハムスターが安心して子育てできるようです。
2つ目:ペットショップから兄弟(姉妹)でお迎えする
ペットショップで販売されている子供のハムスターは、1つのケージ内に複数のハムスターがいてもほとんど喧嘩をしていないですよね。
その理由は、あの子達が兄弟や姉妹であり生まれた時から一緒に育っているからです。
なので、ペットショップから兄弟や姉妹をまとめてお迎えすれば、そのまま多頭飼いできる可能性が高いです。
ただし、お迎えした時は子供かもしれませんが、大人になるにつれて縄張り意識が強くなることがあるので、喧嘩をするようならケージを分けてあげてください。
私のおすすめのケージはこちらの水槽です。
ゴールデンハムスターの飼育に関しては、水槽のサイズは、W60×D30×H36cmがちょうどよいです。
このJEXの水槽は安いし、回し車を設置するのに高さもちょうどいいので、私は2つ所持しています。
3つ目:すでに大人のハムスターは仲良し合宿する
「仲良し合宿」ってなに!?
と思うかもしれませんが私がさっき名付けました(えー)
つまるところハムスターが喧嘩をしてしまうのは、相手を自分の陣地に入ってきた敵だと思ってしまうからです。
そこで、ハムスター同士の距離感を縮めて仲良くなってもらう必要があります。
ゴールデンハムスターの多頭飼い仲良し合宿
実際、大人になるまで1匹で育ってきたゴールデンハムスターを多頭飼いにするのは難しいです。
ですが、ハムスターの性格によっては仲良くしたがる子もいます。
なので、そんな仲良くしたがりな性格をしたハムスターの背中を押してあげるような飼育環境を準備してあげます。
食事は決まった時間にみんなで食う
寮生活と同じで、みんなで同じ釜の飯を食います。お腹が空いて食事にかぶりついている時にはすでにお互いのパーソナルスペースに入っています。
我が家では大好物を詰め込んだ「そば豆腐チーズ」をみんなで食べています。たぶん人間が食べても美味しいと思います(ほぼ味付けないけど)
ハムスターのお腹が減っている状態で私が食事の準備をしていると興奮状態になって喧嘩が始まることもあるので、すみやかに与えます。
人間と同じでお腹が減るとイライラするフシがあるので、いつでも何かを口にできるように、ペレットを常備食として多めに与えています。
我が家ではこのペレットが1番人気となっています。
大部屋でみんなくっついて寝る
家(ハウス)を設置してしまうと、その場所を取り合うために喧嘩になります。ポイントは狭い場所を作らないことです。
大部屋のようにすれば、眠る時に体を寄せ合うので自然とハムスター同士の距離感が近くなります。
我が家の場合はトイレも設置していないです。ケージの四隅にオシッコをするようになるので、床材をその部分だけ毎日交換するようにしています。
餌をみんな仲良くモリモリ食べたあとは、みんな仲良くグッスリ寝ています。
ストレス発散できる遊び道具をみんなで遊ぶ
遊び道具というのはズバリ回し車のことです。ゴールデンハムスターの体の大きさに合ったものが必要であり、最低でも直径21cm以上の回し車をケージに配置してあげましょう。
多頭飼いしていると数匹で回し車に乗ってテンヤワンヤして楽しそうです。
多頭飼いをするなら大きいサイズの回し車も良いです。
このメーカーの回し車は、回転がスムーズで音も静かだったので、21cmと26cmの両方を買いました。
26cmはバカデカイでのケージに入るか要確認です。
あとは、かじり木なんかもずっと仲良くカジカジして遊んでいるのでおすすめです。
ゴールデンハムスターの多頭飼いのまとめ
ゴールデンハムスターを多頭飼いしたいならこのあたりに排戦してみて欲しいと思います。
- 交尾・妊娠・出産をさせて赤ちゃんの時から多頭飼いする。
- ペットショップから兄弟(姉妹)でお迎えする。
- 同じ釜の飯を食い、大部屋で寝て、たくさん遊ぶ→マブダチ。
前者ほど多頭飼いに成功しやすいと思います。
多頭飼いは諦めも肝心
人間と同じでハムスターにも性格や相性があるので、ダメな時はダメです。きっぱりと諦めて別々のケージに分けて飼育しましょう。
特に、1匹でいるのが好きな性格の子や、すぐにちょっかいを出して齧ってしまう性格の子は、多頭飼いに向きません。
無理やり同居させるとハムスターにもストレスになってしまいます。
また、実際に私が多頭飼いをしていて残念に感じることもあります。
それは、ハムスターの飼育数が増えれば増えるほど、1匹に対して使ってあげられる時間が少ないということです。
本当はもっとケージの外をお散歩させてあげたりしたいですが、時間的な限界があります。
多頭飼いをしているとハムスターの可愛い面が見れる反面、そういったデメリットもあるので、多頭飼いに執着しすぎずにハムスターが幸せそうな飼育を目指したいものです。