このような疑問にお答えします。
現在、我が家ではゴールデンハムスターを20匹ほど飼育しています。
この写真は、お母さんハムスターとそのお姉さん、そして6匹の子供たちです。
最近は出産ラッシュとなり、6匹や10匹の兄弟が生まれており随分とにぎやかになっております、そろそろ知人の家に旅立ちますが・・・。
ゴールデンハムスターは飼い方が簡単なので、ペットに不慣れな人や一人暮らしの人におすすめです。
この記事では、私が実際に飼育する過程で得た経験を元に、ゴールデンハムスターの飼い方について解説したいと思います。
これからゴールデンハムスターを家族に迎える人の参考になれば嬉しいです。
ゴールデンハムスターとは?
ゴールデンの位置付けと特徴
ハムスター界には色々なハムスターがいます。
などなど。
他にも、キャンベル、ブルーサファイア、パールホワイトなど、細かく見ていくときりがない程の種類がいます。
その中のひとつがゴールデンハムスターになります。
まずはゴールデンハムスターがどんなハムスターなのか簡単に説明します。
- 体長:15cm
- 体重:200g
- 寿命:2~3年(短くて儚いよ・・・)
- 性格:とても温厚な性格で人の手をかじらない、他のハムスターより体が大きいため頭も良い。
もちろん個体差はありますが、総じてこんな子が多いのが特徴です。
ゴールデンハムスターの中にも、ノーマルなカラーハムスターやキンクマ、長毛などの種類があります。
上の画像はうちの極めてノーマルなゴールデンハムスターです。
ハムスターの中でもゴールデン種は、とても飼育しやすいので初めてペットを飼う人におすすめです。
どこでお迎えできるのか
ハムスターは、ペットショップからホームセンターまで、割とどこでも販売されています。
私の場合は、大手のペットショップからお迎えすることが多いです。
例えば「ペットのコジマ」や「アミーゴ」からお迎えすることが多いです。
子供のハムスターはまだキンタマが大きくなっていないので、オスかメスか確実なことは分からず、お店の人に尋ねれば「おそらく」どちらか教えてくれます。
ちなみにオスメスのどちらが良いかは正直なところ「個体差」によります。
オスメスのどちらにも体の大小があるし、すぐに人間に慣れる子や、ビクビクしっぱなしの子まで色々な個性があります。
あなたの飼育環境やお世話の仕方が良ければ、徐々に心を開いてくれると思います。
ゴールデンハムスターの価格は1匹で1,500円ほどが相場になります。
それから、ゴールデンハムスターをお迎えする前にケージを準備してあげて下さい。
ペットショップでハムスターを購入すると、とても小さな紙の箱やプラスチックケースに入れて渡されますので、すぐに大きなケージに住めるように準備をしておいた方が良いです。
ゴールデンハムスターの飼い方【初期費用10,000円】
初期費用の内訳はこのようになります。
- 飼育ケージ:5,000円
- 家(ハウス):1,000円
- 回し車:2,000円
- 餌入れ:500円
- 給水器:1,000円
- トイレ:1,000円
合計10,000円くらいかと思います。
それではゴールデンハムスターを飼育するのに必要なものを個別に解説していきます。
飼育ケージ:5,000円
以前は「SANKO ルーミィ」という、ケージ(幅47cm)のオールインワンのタイプを購入して使用していました。
当時飼っていたのはゴールデンハムスターの中でもキンクマという種類でした。
このキンクマちゃんですが、子供の頃はケージのサイズが47cmでも問題なかったのですが、大人になって体のサイズに合わせたハウス、回し車、給水器を買い替えた結果、かなり窮屈になりました。
ケージの中がごちゃごちゃしているのが分かると思います。
なので、幅60cmの水槽ケージにお引っ越しをしました。
この水槽ケージのように幅が60cmもあるとゴールデンハムスターの大人サイズでも、広々と生活することができます。
水槽ケージにはフタがあるのでハムスターの脱走防止になるし、フタの上に餌やトイレ砂を置いておけるので省スペースで運用できました。
ただし、水槽ケージはとても重く、割れてしまう危険性があり、実際に私もこの水槽は左隅をぶつけてヒビが入ってしまったため廃棄となり・・・。
現在はより最適化されたこちらの水槽ケージを使用しています。2つ持っています。
水槽ケージの寸法は、W60×D30×H36cmとなっており、ゴールデンハムスターを飼うのに最適です。
ただし、フタは別売りなのでご注意下さい。こちらの製品がジャストサイズでした。
家(ハウス):1,000円
当時、私が使用していたのは「SANKO ウェーブハウス M」です。
個人的に家(ハウス)は木製をおすすめします。理由は、木製だとハムスターが家を齧ってストレス発散をしてくれるためです。
少しずつ家は削れてしまいますが、どちらにしろハムスターのオシッコ等で家は劣化していくので、消耗品と割り切る必要があります。
こちらのMサイズは、大きさが丁度良くて暗がりもできるので、安心して住み着いてくれます。
2年ほど使用したあたりで、ウェーブハウスがガタガタになってしまったので、現在はこちらの「マルカン CASA ゴールデンののぞいて安心ハウス」を使用しています。
ハムスターが家(ハウス)で寝ている時にのぞくのは少し可哀想ですが、寝顔は最高に可愛いです。
・・・ペットカメラでチェックしてみたら家の外で寝てました。てかどういう格好なのw
回し車:2,000円
ゴールデンハムスターにはホイール径21cmがちょうどいい大きさです。
こちらの商品は私がゴールデンを飼いたての頃に購入したものですが、足場のフレームが細いので少しグラつきます。
現在はこちらの土台がしっかりしたタイプをメインで使用しています。
このメーカーの回し車には21cmタイプと26cmタイプがありますが、絶対に21cmがおすすめです。
26cmだとバカでかすぎてケージの中に回し車しか置けなくなります。
餌入れ:500円
最初は平皿を使用していましたが、ひっくり返して食事をぶちまけてくれたので陶器の家を餌入れとして使用しています。
ゴールデンハムスターは結構力持ちですが、この陶器の形ならひっくり返される心配はありません。
ただし、ハムスターの性格によって、餌を所定の場所に運びたがる子もいるので使われなかったりします・・・。
最終的に餌入れになったり、家になったり、トイレになったりするので、ある意味では万能な商品と言えます。
給水器:1,000円
最初はこのような吸盤で壁に付けるタイプを使用していました。
しかし、吸盤のところを齧られてしまい、ゴミになりました。
なので、我が家の場合は、100円均一に売っているような陶器の小皿を使用しています。
こちらの画像の通り、テーブルを配置してその上に餌入れと水皿を置くことで安定させています。
トイレ:1,000円
最初はこちらの製品を使用していました。
しかし、砂遊びに夢中になりすぎたハムスターに穴を空けられてしまい、廃棄となりました。
現在は「ジェックス Harmony ハーモニートイレ」を使用しています。
この製品はトイレの底の部分が厚く作られているので、砂遊びをしまくっていますが全然壊れる気配がありません。
ひとしきりトイレ砂で遊び、トイレの中でお休みしています。
ゴールデンハムスターの飼い方【毎月費用3,000円】
初期費用は10,000円くらいでしたが、それとは別に月々に必要な費用が3,000円ほどかかります。
内訳はこんな感じです。
- 餌代:1,000円
- トイレ砂代:1,000円
- 床材代:1,000円
月に3,000円と言いましたが、実際は人間の食事で使用したブロッコリーやキャベツの残りをあげたりするので、実際は3,000円もかかっていないと思います。
ただし、私の場合は20匹ほど飼育しているのでもっとかかっていると思います。
個別に解説していきます。
餌代:1,000円
ハムスターの主食は「ペレット」です、このようなドッグフードみたいなやつです。
ハムスターに必要とされる栄養素がいい感じにブレンドされています。
ハムスターと言えば「ヒマワリの種」と思いがちですが、ヒマワリの種は脂肪分が多く含まれているので食べ過ぎると肥満になります。
なので、主食はペレットにしましょう。
人気があるのはコチラの「ハムスターセレクション」ですが少々お高いです。
他には「ヒマワリの種」や色々な穀物が「ミックス」された製品があるので、最寄りのペットショップでチェックしてみて下さい。
トイレ砂代:1,000円
ある程度の消臭力があるこちらの商品を使用しています。
このトイレ砂はオシッコした場所が濡れて固まるのでお掃除が楽になります。
ちなみにトイレなしという選択肢もあります。
ハムスターは同じ場所にオシッコをする習性があるので、オシッコをしている場所の床材をすくって交換するという方法もありです。
そうすればトイレもトイレ砂も不要になります。
私の場合は、トイレ砂で遊んでくれるのでトイレを使用しているという感じです。
床材代:1,000円
私が愛用しているのはこちらの商品です。
袋の中にミチミチに詰まっており、これ一つで数ヶ月は運用することができるコスパの高い床材です。
ただし、木くずが粉末になってしまい、クシャミをしてしまう子がいます。
また、長毛種である毛の長いゴールデンハムスターを飼うと毛に絡まってしまうので、その場合も紙系の床材の方が良いです。
紙系の床材はコスパが悪いので、新聞紙やキッチンペーパーを小さく切って床材にするのもありです。
ゴールデンハムスターの飼い方【飼育環境とお世話】
ハムスターの生命力って強いイメージがあるかもしれませんが、ちゃんと飼育してあげないと可哀想だし、寿命にも影響します。
飼い主として正しい知識を持って接してあげて下さい。
多頭飼いはNG
ゴールデンハムスターはナワバリ意識が強いので喧嘩をします。
特にオスメスを同居させておくと、ハムスターが興奮状態になってしまい、かなりの高確率で流血の喧嘩に発展してしまいます。
また、オスメスを一緒に飼うと意図しない赤ちゃんができてしまい、そして産後に共食いをしてしまう惨事となります。
ハムスターの飼育に慣れていない人は、まずは1匹ずつ飼育して慣れて下さい。
2匹以上を飼育する場合は、必ずケージをハムスターの数分の準備をお願いします。
・・・私は多頭飼いしていますが、かなりを気を遣って飼育する必要があるので、初心者のころは単独で飼育すべきと思います。
直射日光を避けて、室温と湿度を管理
直射日光が当たらないようにして下さい。
ケージを日陰に配置したり、ケージの上に布をかぶせても良いかと思います。
ハムスターは室温20℃前後、湿度50%前後を好みます。
私の場合は、室温計と湿度計がセットになったものを設置して外出時もスマホで確認できるようにしています。
特に注意すべきは夏と冬であり、暑いとバテてしまうし、寒いと擬似的に冬眠して死にます。
基本的に夏と冬はエアコンが必須だと思って下さい。
とは言え、エアコンばかりに頼る必要もありません。
夏場は床材を少なめにしてケージ内を涼やかにしたり、冬場は床材をたっぷり敷いてあげれば、ハムスター自身がある程度の温度調整をしてくれます。
冷え込む夜中のうちだけハムスター専用のヒーターを使用することもできます。
静かで薄暗くて落ち着ける場所
ハムスターは自然界の中ではどちらかというと「捕食される側」の動物です。
ですので「静かで暗い」安心できる場所を好みます。
室内で飼うことになりますが、人間の足音でも地震のようにケージに響いていると思います。
ハムスターのケージの下に衝撃を吸収するマットを敷いたり、床から離れたテーブルの上などにケージを置いてあげます。
私は部屋にジョイントマットを敷いています。
餌とお水は毎日最低1回はあげる
犬や猫と違ってハムスターは食料を溜め込む習性があります。
私の場合は、仕事が終わって帰宅してから夜に1回必ずあげています。
餌は先程紹介したペレットとお水で十分に必要な栄養を得られます。
それプラス、ヒマワリの種などのオヤツを「手渡し」で与えてあげて下さい。
これは人間の手が怖いものではなく餌をくれるものだと理解してもらうためです。
人間の手に慣れてくれれば「手乗りハムスター」になってくれます。
トイレ掃除は1〜2日に1回する
ゴールデンハムスターは同じ場所にオシッコをする習性があります。
ですので、もしオシッコをトイレ以外でしてしまった場合は、オシッコをした所の床材をトイレに移動する事で、トイレとして使用してくれます。
トイレでオシッコをしてくれると、お掃除が楽になるしケージ内を清潔に保つことができます。
ケージ全体の清掃は週1〜2のペースで実施
オシッコをトイレに固定していても、手足に付いたオシッコによって床材が汚れてしまったり、ウンコがたまり続けます。
ゴールデンハムスターを適当な段ボールなどに避難させてから、ケージ内の床材をすべて取り出し、ケージをウェットティッシュで拭き上げます。
床材の汚れ具合を目安にしてケージを掃除してあげて下さい。
ケージの外までハムスターのオシッコの臭いがしてきたらもう掃除をしたほうが良いサインとなります。
寝ているハムスターに手を出さない
基本的にゴールデンハムスターは頭が良いので飼い主を認識してくれて、指を齧ることはありませんが、寝ているときは別です。
寝ぼけていたりビックリして、甘噛みではない「本気噛み」をしてきます。
本気噛みをされると余裕で出血します・・・。噛まれたこっちは「いってえええ!」って感じになりますが、ハムスター側も自分でビックリして目を真ん丸にしてしまいます。
そんな「寝起きドッキリ事件」が起きてしまってもハムスターを叱らないで下さい。
ハムスターも反省してくれます。
齧ってしまった日からその子は、餌を手渡しするとよく確認してから齧るように気を遣ってくれるようになります。
ゴールデンハムスターは本当に賢いです。
ゴールデンハムスターの飼い方のまとめ
この記事では、ゴールデンハムスターについて私の飼育環境や初期費用、注意点やしつけの方法を解説させてもらいました。
ペットを飼うというのはトラブルもあって大変ですが、ハムスターは犬や猫よりも気軽に飼えて人懐っこいです。
ぜひともゴールデンハムスターを飼って仲良くなり、手乗りハムスターにしてみて下さい。
最高に可愛いです。