お疲れ様です、ツノうさぎです。
ゴールデンハムスターを飼ってみたい人に向けて、おすすめの3種類のケージを紹介します。
私は現在、ゴールデンハムスターを20匹ほど飼っており(最近出産したため)これまでに色々なケージで飼育してきました。
この経験を活かして各ケージの良し悪しをまとめてみたので、これからゴールデンハムスターをお迎えする人の参考になれば嬉しいです。
ゴールデンハムスターのケージの種類
ハムスター専用ケージ、水槽ケージ、衣装ケースから選ぶ
まずは、それぞれを実際に使用している様子をご覧ください。
各ケージの詳しい解説は後ほどしますが、大前提として幅60×奥行30×高さ35cm以上の大きさのケージを選んでください。
理由は、大人のゴールデンハムスターが住みやすい最低限のスペースだからです。これくらいのサイズのケージにしないと、必要なものを配置した時にかなり窮屈になってしまいます。
ちなみに3つ目の衣装ケースだけは高さが24cmしかないので、普通の回し車が設置できなくて円盤型の回し車となっています。
絶対に使用してはいけないケージ
大昔(20年くらい前)に流行った格子状のケージはNGです。
下の図のようなタイプです。
このようなケージがダメな理由は、ハムが格子を齧って歯が折れてしまったり、格子をよじ登って高所から落ちて怪我をするからです。
私が子供の頃は使っていましたが、「危ない、うるさい、掃除しにくい」という3重苦だったと記憶しています。
格子状のケージはペットショップではもちろん使われていないですし、ハムスター向けには販売もしていないのですが、間違えて使用しないようにお気を付けください。
ゴールデンハムスターのケージ3種類の使用感
ハムスター専用ケージ
こちらの商品は「GEX(ジェックス)グラスハーモニー600プラス」です。
ゴールデンハムスターを飼うために必要なものが一式揃っているセットなので、初心者に強くおすすめします。
ケージの前面にある観音開きの扉を開けてハムスターに対して横からお世話ができるので、ハムが怖がらずに仲良くなりやすいです。
このジェックスというメーカーはハムスター関連の品揃えが豊富であり、ペットショップやホームセンターでもメインで取り扱われてるので安心です。
回し車や給水器の位置を左右で変更できたりするので、家(ハウス)やトイレの配置の融通が利きます。
ケージは上下で分離できるためお掃除もしやすいです。
それから前面の扉は位置が低いためゴールデンハムスターの体の大きさなら自分で出入りする事ができます。そのため、部屋んぽ(ケージ外のお散歩)をさせたい人には最高のケージです。ハムスターが勝手に散歩して勝手に帰ってくれるようになります。
四方がガラスで出来ているため、ハムスターを観察しやすくて私もお気に入りのケージです。
その反面、いくつか欠点もあります。
まず、ケージ本体の重量が重いです。5kgくらいあります。頻繁にケージを移動させるのは大変です。
それから、前面の扉を止めるストッパーの部分をハムスターが齧ってしまいウルサイことがあります。ワンルームや寝室で飼う場合は就寝時に騒音で悩まされる可能性があります。
といっても常にウルサイわけではなく、餌を十分に与えて、適度に部屋をお散歩されてればすぐに大人しくなってくれます。
金額 | 約8,500円 | 本体重量 | 4.66kgと少し重い |
飼い始めやすさ | 回し車と給水器付きでGOOD | お世話のしやすさ | 横から触れ合えてGOOD |
お掃除 | 上下分離できてGOODだがやはり重い | 騒音 | 若干ウルサイ時があるが性格による |
他の商品としては「SANKO ルーミィ60 ベーシック」もおすすめです。
私が使用していたのはルーミィの幅47cmタイプで、ゴールデンハムスターには手狭でした。
しかし、ケージの機能的には前面扉だけでなく上のフタの開閉も可能だったので使いやすかったです。
ルーミィの幅60cmタイプはケージのみの販売になるので、好きな家(ハウス)や回し車を使用したい人におすすめです。
水槽ケージ
こちらは「GEX AQUARIUM マリーナ幅60cm水槽」です。気づけばまたジェックスの商品です。
水槽ケージは本来の使い方であるアクアリウムでの需要があるため、意外と安く購入することができます。私はこちらの水槽ケージを2つ所有しています。
シンプルがゆえに強固であり、全面ガラスなので脱走リスクは少ないですが、回し車の上に登って脱走する子もいるので別売りのフタが必須です。
掃除の時に重くて重労働になるのと、ガラスなので割れる心配があります。
私も一度だけ四隅のところにヒビが入ったことがあり、危ないのですぐに廃棄しました・・・。
全面ガラスのケージは透明度が高いのでハムスターを観察しやすいのでおすすめです。
金額 | 約3,500円+フタ代 | 本体重量 | 6.5kgと結構重い |
飼い始めやすさ | 家や回し車など好きなものを別途買う必要性あり | お世話のしやすさ | 上からのお世話になるので最初は怖がられる |
お掃除 | 重いが直方体なので拭きやすい | 騒音 | 四隅を齧る子もいて若干ウルサイ時もある |
私が使用しているジャストサイズのフタはこちらの商品になります。
衣装ケース(DIY)
こちらは「天馬 フタ式収納 ロックス 押入れ用 660M」です。
かなりメジャーな衣装ケースであり、寸法は幅44×奥行66×高さ24.3cmとなります。
自分でDIYをして作る必要がありますが、私が加工したのは上のフタに穴を開けてBBQ用の網をテープで貼り付けただけです。
空気穴だけは必ず作る必要があります。
私が行ったのは最低限の簡単な改良だけですが、自分で作ったケージには愛着が湧くものです。
私が使用しているサイズは高さが24cmなので、上から手を入れてお世話がしやすい反面、通常の21cm級の回し車が入りませんでした・・・。
ロックスの衣装ケースはサイズの種類が豊富なので「Amazonのメーカー公式ストア」をチェックしてみて下さい。
プラスチック製ですが四隅が補強してあり、ハムスターが齧って穴を開けて脱走する心配もありません。頑丈です。
強度的に全く問題がない上に、プラスチックと言うことでとにかく軽いので扱いやすいです。
衣装ケースの唯一の欠点はガラスと違って透明度が低いため、外からハムスターを観察しづらいという点です。
フタを開けて上からだけでなく横からも眺めたい人は、前面もくり抜いてアクリル板にしたり工夫が必要です。
金額 | 約3,000円+網代+テープ代 | 本体重量 | たったの2.4kgと超軽い |
飼い始めやすさ | 最初にDIYが必要なので大変 | お世話のしやすさ | 上からのお世話になるので最初は怖がられる |
お掃除 | プラスチック製で軽いので楽です | 騒音 | 齧られてもすごく静か、穴が開いたりはしない |
ゴールデンハムスターのケージのおすすめ
結局どれがおすすめなのか?その理由は?
この記事では、3種類のおすすめのケージをご紹介しましたが、三者三様でありどれを購入したとしても大きな失敗はしないはずです。
その中でも私が強くおすすめしたいのは、ハムスター専用ケージである「GEX(ジェックス)グラスハーモニー600プラス」です。
その理由は、飼育に必要なものが一式セットで揃っているので悩む必要がないのと、前面の扉からお世話ができてハムスターと早い段階で仲良くなりやすいためです。