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メカニカルキーボードの軸とは?キースイッチ18種類の違いや比較まとめ

2019年6月8日

メカニカルキーボードの軸とは?キースイッチ13種類の違いや比較まとめ
悩む初心者
メカニカルキーボードの軸にはどんな種類があるのかな?
自分にはどの軸が合っているのか選び方を知りたいな。

このような疑問にお答えします。

メカニカルキーボードは、キースイッチと呼ばれる「軸」を選ぶことで色々な打鍵感を得ることが出来ます。

ですが、少し高価なものになるので慎重に選ぶ必要があります。

そこでこの記事では、

  • 主要3社が現行モデルに採用している全ての軸の種類。
  • 各軸の特徴とどんな人に向いているか。

これらについて解説していきます。

メカニカルキーボード選びは「軸選び」と言っても過言ではありません。

メカニカルキーボードは耐久性にも優れているので、末永く付き合っていける相棒を見つけてみて下さい。

タイピングの効率化は間違いなしです。

メカニカルキーボードの軸とは?

軸について簡単に解説

CHERRY MXのキースイッチテスター

まずはメカニカルキーボードの軸について簡単に説明します。

軸とは?

メカニカルキーボードの打鍵感や打鍵音を決定する、ひとつひとつが独立したキースイッチのことを指します。

キーが押されると接点が接触して入力を感知、バネの力で元の位置に戻る仕組みです。

キースイッチが独立しているので、万が一に故障しても個別に交換すれば済みます。

軸を選ぶために必要な専門用語

軸の一覧を見る前に分からない専門用語があれば確認をお願いします。

リニアとは?

リニアは、底打ちするまで一定のペースで荷重が上がります。力をかけると「スッ」と沈み込む感触なので高速入力に向いています。

タクタイルとは?

タクタイルは、ある点まで押し込むと急激に荷重が抜けます。力をかけると「グッ」と負荷のかかるところで入力判定されるのでテンポよく入力できます。

押下圧とは?

押下圧(おうかあつ)は、キーを押すのに必要な重さのことです。数値が高いほど重くなります。長時間入力をする人は軽い方が疲れにくいです。

APとは?

APは、アクチュエーションポイントの略です。作動点とも呼ばれ、キーの入力判定をする位置を表します。数値が小さいほど反応が早いです。

ストロークとは?

キーを打つ時の沈みの深さを表します。キーの底打ちまでの距離です。

クリッキーとは?

入力時に「カチッカチッ」と音が出る「クリック感」のあるキースイッチのことです。

それでは次項で軸の種類を見ていきましょう。

軸の種類と違いが分かる比較表

主要3社ごとに紹介していきます。

Cherry社のCherry MXキースイッチ7種類(+おまけ)

最も知名度が高いのがCherry社の製造する「Cherry MXスイッチ」です。

どんな種類があるのか比較表を見てみましょう。

こちらが現行モデルに搭載されている軸です。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
RED(赤軸) リニア 45g 2.0mm 4.0mm 普通
SPEED SILVER(銀軸) リニア 45g 1.2mm 3.4mm 普通
BLACK(黒軸) リニア 60g 2.0mm 4.0mm 普通
BROWN(茶軸) タクタイル 55g 2.0mm 4.0mm 普通
BLUE(青軸) タクタイル 60g 2.2mm 4.0mm クリッキー
SILENT RED(静音赤軸) リニア 45g 1.9mm 3.7mm 静か
SILENT BLACK(静音黒軸) リニア 60g 1.9mm 3.7mm 静か

こっちはレア軸です。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
GREEN(緑軸) タクタイル 80g 2.2mm 4.0mm クリッキー
CLEAR(クリア軸) タクタイル 65g 2.0mm 4.0mm 普通
GREY・タクタイル(灰軸) タクタイル 80g 2.0mm 4.0mm 普通
GREY・リニア(灰軸) リニア 80g 2.0mm 4.0mm 普通
WHITE(白軸) タクタイル 70g - - クリッキー

あまり出回っていないレアすぎる軸やスペースキーのみなどの用途の限られる軸です。

レア軸を搭載したキーボードを買うことは基本的に無いので参考程度でOKです。

Razer社のキースイッチ3種類

Razer社のキースイッチは3種類あります。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
RAZER グリーンスイッチ タクタイル 50g 1.9mm 4.0mm クリッキー
RAZER イエロースイッチ リニア 45g 1.2mm 3.5mm 静か
RAZER オレンジスイッチ タクタイル 45g 1.9mm 4.0mm 普通

カチカチ系、軽くて高速系、普通系と役割が明確に分かれていて選びやすいです。

ロジクールGのキースイッチ8種類

ロジクールのゲーミング向けブランドが「Gシリーズ」です。

まずは「薄型GLスイッチ」3種類です。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
GLタクタイル タクタイル 50g 1.5mm 2.7mm 普通
GLリニア リニア 50g 1.5mm 2.7mm 普通
GLクリッキー タクタイル 50g 1.5mm 2.7mm クリッキー

次に「GX + ROMER-G」5種類です。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
GX青軸 タクタイル 50g 2.0mm 4.0mm クリッキー
GX BROWN タクタイル 50g 1.9mm 4.0mm 静か
GX RED リニア 50g 1.9mm 4.0mm 静か
ROMER-G タクタイル タクタイル 45g 1.5mm 3.2mm 普通
ROMER-G リニア リニア 45g 1.5mm 3.2mm 普通

ロジクールGの独自軸も最近は薄型の登場でラインナップが増えましたね。

 

主流の軸はこのあたりを知っておけばOKです。

比較表だけだと各軸の特徴が分かりにくいので詳細を解説していきます。

各軸の特徴から見るおすすめユーザー

ユーザー目線で求める性能別におすすめ軸を割り当ててみました。

静かな打鍵音を重視したい静音軸

まずは打鍵音の静かな静音軸です。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
SILENT RED(静音赤軸) リニア 45g 1.9mm 3.7mm 静か
SILENT BLACK(静音黒軸) リニア 60g 1.9mm 3.7mm 静か
RAZER イエロースイッチ リニア 45g 1.2mm 3.5mm 静か
GX BROWN タクタイル 50g 1.9mm 4.0mm 静か
GX RED リニア 50g 1.9mm 4.0mm 静か

最もスタンダードな赤軸を静かにした「静音赤軸」は人気です。

「静音黒軸」はパワフルな打鍵感と静音性を両立しています。

「イエロー」は静音軸の中でも高速入力に向いています。

タクタイルである「GX BROWN」はグッと入力感のある軸です。

「GX RED」は名前からも分かる通り赤軸に近い打鍵感です。

カチャカチャという打鍵音が苦手な人や、周囲への音漏れを気にする人におすすめの軸です。

カチャカチャと心地よい打鍵音のクリッキー

今度は逆にしっかりとしたカチカチ音を出したい場合です。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
BLUE(青軸) タクタイル 60g 2.2mm 4.0mm クリッキー
RAZER グリーンスイッチ タクタイル 50g 1.9mm 4.0mm クリッキー
GLクリッキー タクタイル 50g 1.5mm 2.7mm クリッキー
GX青軸 タクタイル 50g 2.0mm 4.0mm クリッキー

性能はその軸も近しいですが「GLクリッキー」のみAPとストロークが短いので高速入力寄りです。

どの軸もカチャカチャという打鍵音に、指先に伝わるスイッチ感がクセになります。

結構な打鍵音なので周囲への配慮は必須です。

気持ち良く打鍵したい人におすすめ。

高速入力を重視したい人はリニア

先ほどの静音やクリッキー以外のリニア機構の軸達です。

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
RED(赤軸) リニア 45g 2.0mm 4.0mm 普通
SPEED SILVER(銀軸) リニア 45g 1.2mm 3.4mm 普通
BLACK(黒軸) リニア 60g 2.0mm 4.0mm 普通
GLリニア リニア 50g 1.5mm 2.7mm 普通
ROMER-G リニア リニア 45g 1.5mm 3.2mm 普通

万人受けするド定番のスタンダードな「赤軸」は人気です。

最速を目指すならAPとストロークが短い「銀軸」と「ROMER-G リニア」、ストロークが短く底打ちしやすい「GLリニア」も早いです。

ただし、APまでが短すぎると誤入力するケースもあるので、多少の慣れは必要です。

「黒軸」は押下圧が重く、反発力の強いバネを使用しているため、戻りが早いです。

なので、しっかりとした打鍵感は欲しいけど、カチカチとしたクリック感は苦手な人に向いています。

テンポよく打鍵感を重視したい人はタクタイル

名称 スイッチ機構 押下圧 AP ストローク 静音性
BROWN(茶軸) タクタイル 55g 2.0mm 4.0mm 普通
RAZER オレンジスイッチ タクタイル 45g 1.9mm 4.0mm 普通
GLタクタイル タクタイル 50g 1.5mm 2.7mm 普通
ROMER-G タクタイル タクタイル 45g 1.5mm 3.2mm 普通

「茶軸」は赤軸と青軸のちょうど中間の打鍵感なので、初心者から上級者まで幅広く人気があります。

どの軸も大きな差はありませんが、ストロークが短い「GLタクタイル」は打鍵が浅いので高速寄りです。

結局どの軸を買おうかお悩みのあなたに

結局、メカニカルの打鍵感を決める「軸」はどう選べばよいのか。

最終的には個人の好みによるところが大きいので実機を触ってみるしかありません。

とは言え、キーボードの実機を触れる店舗も限られるので・・・。

初めての購入であれば「茶軸」のような平均的な性能のものを選ぶと良いです。

茶軸をしばらく使ってみて自分に合った軸に寄せていくのが良いかと思います。

このような製品もあります。

CHERRY MXのキースイッチテスター

私が購入したテスターを紹介しておきます。

こちらです。

CHERRY MXのキースイッチテスター

クリアキーキャップから軸の色がうっすらと見えて結構オシャレな仕上がり。

私はAmazonで購入しました。

1,500円前後で最もメジャーなキースイッチと言っていい「CHERRY MX」の主要12軸が試せるなら安いもんです。

キーキャップを外すと軸が丸見えになります。

CHERRY MXのキースイッチテスター

CHERRY MXのキースイッチテスター

実際に実店舗に行って打鍵できれば一番いいのですが、近くにキーボードを触れる店舗がない人はこのテスターが安くておすすめ。

最もメジャーなCHERRY MXの主要軸の打鍵感を覚えられれば軸選びに役立ちます。

まとめ:フィーリングも大事

メカニカルキーボードは少し高価だし、長く使えるので、軸選びに慎重になってしまうのも分かります。

ただ、意外と適当に選んでも使っているうちに指の方が慣れてきたりもします。

なので、自分の愛着がわきそうかどうか?というフィーリングも大事にして欲しいと思います。

こちらの記事にメカニカルキーボードをまとめているので、あなたの心にビビッっとくる製品を探してみて下さい。

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