自分に適したキーボードがどれなのか教えて欲しい。
このような疑問にお答えします。
パソコンやタブレットから、プレステ、任天堂スイッチなどのゲーム機で文字入力をするためにキーボードは必須です。
どのキーボードを使用するかによって入力効率に直結するので、手に馴染むものを見つけたいところです。
そこでこの記事では、
- あなたに合ったキーボードの選び方
- 色々な種類の人気のあるおすすめキーボード
これらについて解説したいと思います。
キーボードには、遅延なしの有線タイプや、コードレスで取り回しの良いワイヤレスタイプなど色々あります。
パソコン歴20年以上の私が「はずさない」おすすめのキーボードを解説していきます。
キーボードの種類と選び方
キーボード選びで重要な項目を解説していきます。
キースイッチの構造で選ぶ
メンブレン
メンブレンはキーボードの中で最も一般的な構造と言えます。
メンブレンは「膜」という意味の言葉で、指でタッチすることで上下の層(膜)が触れ合って電気回路が反応する仕組みになっています。
- キーボード内部が1面シートで構成されているので、製造コストが低く安価。
- キーの中心をタップしないと読み取りの反応が悪い。
こだわりのない人はメンブレンでも充分快適に入力できます。
安価なので「壊れても買い換えればいいや」と割り切って考えられるのもポイントです。
パンタグラフ
ノートパソコンで使用される事が多い構造です。
パンタグラフの名の通り「菱形」の構造をしているため、力の伝わり方にムラがありません。
- 他の方式と比べて薄さに定評があり、タイピングが疲れにくくて持ち運びに向いている。
- その構造の観点からプラスチック製になることが多いので耐久性は少し低い。
薄くて軽いので持ち運びに向いています。
メカニカル
キーの1つ1つが独立したスイッチになっている構造です。
バネを使用しているので、打鍵感が滑らかで気持ちいいのが特徴です。
- スイッチ式なので最後まで「押し込む」必要がなく、高速タイピングに向く。
- 耐久性が高い、万が一にキーが壊れても独立キーなので故障したキーだけ交換が可能。
- 高性能なぶん、金額が高価になる。
- 製品によっては、打鍵音が大きいものもあるので周りの人への配慮が必要なことも。
メカニカルの打鍵感や打鍵音は「軸」によって異なります。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
-
メカニカルキーボードの軸とは?キースイッチ18種類の違いや比較まとめ
静電容量無接点方式
電気容量の変化を読み取って反応する構造です。
そのため入力精度が高く、物理的な接触もないので耐久性も高いです。
- メカニカルと同様にキーを最後まで押し込むことなく電気信号で入力を読み取れる。
- 高速タイピングに向き、長時間の入力でも疲労が溜まりにくい。
- 静電容量無接点方式を採用しているキーボードの種類が少ない。
- 値段はキーボードの中で最も高価である。
性能も価格も超一流のキーボード。それが静電容量無接点方式のキーボードです。
メンブレンとパンタグラフは安価でコスパが良いし、メカニカルと静電容量無接点方式は高価だけど長く使えます。
有線と無線(ワイヤレス)で選ぶ
それぞれの接続方法のメリットとデメリットをまとめました。
あなたの求める環境に合わせて選んでみて下さい。
- 遅延が全くないので快適そのもの。
- 電源が不要なのでバッテリー残量や電池残量を気にする必要がない。
- 無線と比べるとキーボードの本体価格が安い。
- キーボードと接続するケーブルが邪魔になる。
- キーボードを接続する機器のUSBポートを一つ使用する。
有線ケーブルは「挿すだけで使える」のが手軽です。
ただし、ケーブルが邪魔だと感じる人も多いと思います。
遅延を気にする必要が無いのでプロゲーマーは有線キーボードが好まれます。
- ケーブルを使用しないのでデスク上がスッキリする。
- Bluetooth接続の場合はUSBポートすら必要としません。
- 多少なり遅延があるはず(私は全く感じませんが)
- 充電or電池が必要になる。
- 有線キーボードよりは無線キーボードの方が価格が高い傾向にある。
はやり無線キーボードはケーブルレスなので「デスク上がスマートになる」というのが最大のメリットです。
デメリットとして充電や電池交換する手間を挙げましたが、実際のところ、頻度は高くありません。
充電は1週間に1回、電池交換は数カ月に1回くらいの高寿命なのであまり気になりません。
また、無線(ワイヤレス)接続には2種類があります。
それが「Bluetoothタイプ」と「2.4G周波数帯のUSBレシーバータイプ」です。
最近のスマホやタブレット、ノートパソコンなどは基本的にBluetoothに対応しているのでペアリングすればすぐに使えるようになります。
Bluetoothを内蔵していないデスクトップパソコン等でワイヤレスキーボードを使いたい場合に役立つのが「2.4G周波数帯のUSBレシーバータイプ」です。
USBレシーバーはこんなやつです。
USBポートにこのUSBレシーバーを挿すだけでワイヤレスキーボードが使えるようになります。
日本語配列と英語配列で選ぶ
これから紹介する2つのキーボードは配列が異なります。
日本語配列
「JIS配列」とも呼ばれます。
実際の配列はこんな感じです。
大きな「エンターキー」が付いていればだいたい日本語配列です。
日本語配列のキーボードには「半角/全角」「無変換」「変換」「カタカナ/ひらがな」のキーがあります。
日本人が見慣れている配列だと思います。
英語配列
英語配列は「ASCII配列」や「US配列」とも呼ばれます。
実際の配列はこんな感じです。
英語配列のキーキャップには「かな表記」がありません。
先ほど紹介した日本語配列特有のキーも削除されており、スッキリした印象になります。
世界的にはこちらの方がスタンダードです。
より詳しく知りたい人ははこちらの記事をどうぞ。
-
【キーボード】日本語配列(JIS)と英語配列(US)の違いと選び方のポイント
キーピッチとキーストロークとキー荷重で選ぶ
これらはキーボードの打鍵感に影響します。
キーピッチ
キーピッチとは、キーとキー同士の横方向の間隔のことで19~20mmが一般的にタイピングしやすいとされています。
持ち運びを優先したい人は、少し窮屈になりますが、キーピッチの小さいものを選ぶとキーボード本体のサイズを小さくできます。
タイピングのしやすさと持ち運びの便利さを天秤にかける事になります。
キーストローク
キーストロークとは、キーを押し込む時の深さになります。
浅ければ高速入力が可能ですが軽く触れただけで入力できてしまうので誤入力が増えてしまいます。
反対にストロークが深ければ打鍵音が大きくなり「入力した感」をしっかりと感じることができるので誤入力が減りますが、高速入力ができなくなります。
標準の目安としては2~3mmが一般的ですが、打鍵感は個人の好みがあるので参考程度に考えておきましょう。
キー荷重
キー荷重とは、キーを押し込む時に必要な力の大きさを表しています。
数値が大きいほど入力時に力を入れる必要があります。
キー荷重は「動作力」や「押下圧」とも呼ばれたりします。
一般的に軽いのは「30g」、標準なのが「45g」、ガッチリが「60g」となっています。
これらはサラサラと入力したいのか、しっかり打鍵して入力したいのかなど、個人の好みの分かれるところです。
テンキーの有無で選ぶ
「テンキーは付いてるに越したことはない」と思いがちですが、いまいちどメリットとデメリットを確認してみましょう。
- 連続した数字入力がしやすい。早い。
- とりあえずあれば使う。
- キーボード本体が大きくなり、場所を取る。
- キーボードからマウスに持ち替える時に手の移動距離が長くなる。
- キーボード本体が軽量、コンパクトになる。
- キーボードからマウスまでの移動距離が短くなる。
- 連続した数字入力が面倒になる。
テンキーが無くてもアルファベットキーの上に1~0まで数字キーが並んでいるので、数字入力ができないことはないです。
テンキーの有無で悩む場合は、連続した数字の入力頻度の高さと、右手がキーボードとマウスを行き来する頻度を比較して、選ぶのが良いかと思います。
ちなみにテンキー無しのキーボードを購入した後でも、テンキーのみをUSBで外付けできるので買い足せばOKという考え方もあります。
本体サイズと重量で選ぶ
キーボードを設置するデスク上の広さや、持ち運びの容易さに影響します。
自宅用はタイピング入力しやすい大きめのキーボードを選び、持ち運び用ではコンパクトなキーボードを選ぶのがおすすめです。
有線キーボードのおすすめ
それでは、王道のメーカーを中心に外さないおすすめのキーボードを厳選したのでご紹介していきます。
ここで挙げたメーカーはどれも有名で実績と信頼のあるメーカーです!
サンワサプライ SKB-L1UBK
基本的な機能を網羅した有線接続のキーボードの中で一番コスパが良いです。
程よい打鍵感を味わえる、心地よいキーボードです。
ボディは不要な場所を極力削減して省スペースです。
この価格でこの性能なら文句なしなので、私は会社用に購入して使ってます。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:2.4±0.1mm
テンキー:有り
サイズ:443x27x141mm
重量:520g
エレコム TK-FCM062BK
メンブレン方式ですが、キーストロークやキータッチは硬めで「カチャカチャ」と打鍵音がします。
しっかりとした打鍵感が欲しい人は安価でお手ごろに入手できます。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:4.0mm
テンキー:有り
サイズ:452x41x138mm
重量:586g
ロジクール Keyboard K120
こちらもコスパの高いキーボードになります。
静音設計だけでなく、誤って飲み物をこぼしても液体がキーボードから排出される耐水設計になっています。
キーの押し心地が軽くて疲れにくいキーボードです。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:2.8mm
テンキー:有り
サイズ:441x19.5x149mm
重量:550g
バッファロー BSKBU14BK
パンタグラフなのでスリムでコンパクトな本体に仕上がっています。
テンキー付きで幅が40cm以下のサイズ感は珍しいです。
キー下にはアルミプレートを採用しており、確かなキータッチを実感できます。
ノートパソコンのような打鍵感が好きな人におすすめです。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:2.5mm
テンキー:有り
サイズ:344x21x138mm
重量:340g
ロジクール ウォッシャブル キーボード K310
防水なので水洗いも可能!
キーボードに施してあるレーザー印字とUVコーティングで洗浄や衝撃の耐久性が高いです。
飲み物やお菓子をこぼしてもすぐ綺麗になるのでお手入れが楽ちんです。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:2.4mm
テンキー:有り
サイズ:430x19x140mm
重量:490g
レイザー Cynosa Chroma JP
レイザーの使いやすいメンブレンキーボードが1万円を切ってます。
製品名に「PRO」が付くバージョンもありますが、そっちはキーボードの下側も光るようになっています。
ソフトな打鍵感に静かな打鍵音なので、文章を書くのに適しています。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
テンキー:有り
サイズ:463x31x154mm
重量:950g
ロジクール G512
このG512というメカニカルキーボードはロジクールの専用軸が使われており3種類から選ぶことができます。
Romer-Gタクタイル | 確かな打鍵感 |
Romer-Gリニア | 滑らかな打ち心地が魅力 |
GX Blue | 心地よいクリック音、しっかりとした跳ね返り |
ゲーミングキーボードですが、仕事用としても高い性能を発揮してくれます。
耐久性が高いので長く愛用したい人におすすめ!
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
テンキー:有り
サイズ:445x34x132mm
重量:1,158g
コルセア K65 RAPIDFIRE
メカニカルキーボードで、「Cherry MX Speed RGB」というキースイッチを搭載しています。
通常の赤軸よりもキーストロークが1.2mmと浅くなっており、高速タイピングが可能になっています。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.2mm
テンキー:無し
サイズ:355x38x165mm
重量:860g
ロジクールG PRO G-PKB-001
ロジクールの「G」というゲーミング向けデバイスのブランドの製品です。
メカニカルなので反応速度や耐久性がとても高いです。
テンキーレスなので右手のマウスへの移動距離が短くて使いやすいです。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.0±0.2mm
テンキー:無し
サイズ:360x34.3x153mm
重量:980g
私の愛機でもあります。
-
【ロジクール PRO(G-PKB-001)キーボード レビュー】デザイン最高すぎる
他にもメカニカルキーボードには多種多様なゲーミング向けでも使用される高性能な製品が揃っています。
詳しくはこちらを見てみて下さい。
-
【2021年最新】メカニカルキーボードのおすすめを軸の特徴と合わせて解説
東プレ REALFORCE R2-JP4-BK
タイピングの早いプロのオペレーターが選ぶキーボードとして有名な東プレのリアルフォース。
配列やテンキーの有無などによってラインナップがめちゃくちゃ多いです。
その中でも最も人気でスタンダードなこちらのモデルをおすすめします。
タイプ:有線
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:4.0mm
テンキー:有り
サイズ:455x30x142mm
重量:1,400g
私がもし次回買い換える時がくれば、リアルフォースを狙います、間違いなく。憧れます。
最高峰の静電容量無接点方式のキーボードについて詳しくはこちらを参照ください。
-
静電容量無接点方式のキーボードの特徴と用途別おすすめを紹介
無線(ワイヤレス)キーボードのおすすめ
ロジクール K270&K275
こちらの画像はK270になります。
K275の方は上面のその他キーの色合いと角度調節機能が追加されたマイナーチェンジ版となります。
値段も安く壊れにくいため、長い間ベストセラーとして売れ続けています。
接続方法がUSBレシーバーなので、Bluetoothに対応していないパソコンなどの接続が可能です。
テンキー付きの標準的なタイプで万人受けするおすすめ製品です。
タイプ:USBレシーバー
電源:単4電池2本
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2mm
テンキー:有り
サイズ:450x18x155mm
重量:470g
エレコム TK-FDM105TXBK
無線ワイヤレスでテンキーレスタイプなので、デスク周りをすっきり使えます。
省電力設計のため単3電池1本で長期間動作してくれます。
コンパクトでシンプルな無線キーボード。
タイプ:USBレシーバー
電源:単3電池1本
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.5mm
テンキー:無し
サイズ:364.3x42x150.8mm
重量:507g
ロジクール K380
ロジクールのワイヤレスキーボードです。
個性的な丸いキーは意外と押しやすく気持ちいいです。
パソコンだけでなく、iPhoneやiPadとも相性が良くて、キーボード左上の「Easy-Switchボタン」でデバイスを切り替える事ができるのが便利です。
日本語配列でコンパクトで薄型。
タイプ:Bluetooth
電源:単4電池2本
配列:日本語配列
キーピッチ:18mm
キーストローク:1.5mm
テンキー:無し
サイズ:279x16x124mm
重量:423g
Anker Ultra-Slim Bluetooth Keyboard
高い互換性によって、iOS/Android/Mac/Windowsとどの環境でも使用が可能です。
グローバル仕様のため、英語配列なので扱いには慣れが必要ですが、日本語配列に付いている「変換系」のキーが省かれていて、全体的にスッキリしたスリムな外観になっています。
タイプ:Bluetooth
電源:単4電池2本
配列:英語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.5mm
テンキー:無し
サイズ:284x18.5x122mm
重量:320g
Ewin 新型 Bluetoothキーボード 折りたたみ式
二つ折り可能な持ち運びに特化したコンパクトキーボードなのに、キーピッチを18mmも確保している人気の製品です。
Bluetooth接続なので使いたい時にサッと出してすぐに使用できます。
折りたたみ式で持ち運び最高。外装がレザー製で質感が凄くカッコいい。
タイプ:Bluetooth
電源:充電式
配列:英語配列
キーピッチ:18mm
キーストローク:1.5mm
テンキー:無し
サイズ:145x12x99mm
重量:157g
iClever 折りたたみ式Bluetoothキーボード
薄型、軽量、コンパクトな本体に仕上がっています。
外出中でのスマホやタブレットでの入力時に重宝してくれます。
タイピングの感触も良いし、材質も安っぽくなくて高級感のある金属なのも嬉しいです。
タイプ:Bluetooth
電源:充電式
配列:英語配列
キーピッチ:18mm
キーストローク:1.5mm
テンキー:無し
サイズ:255x13x93mm
重量:185g
FILCO Majestouch Convertible 2
フィルコのマジェスタッチシリーズの中のコンバーチブル2です。
有線と無線(ワイヤレス)のどちらを買うか悩んでいる人にはこれがおすすめです。
なんと有線接続とBluetooth接続の両方可能という優れもの。
電池切れしても安心です。
キースイッチがメカニカルなのでタイピングが気持ちいいですが重量があります。
持ち運びよりも打鍵感を重視したい人におすすめ。
タイプ:有線 or Bluetooth
電源:単3電池2本
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:4.0±0.5mm
テンキー:有り
サイズ:356x44x135mm
重量:980g
PFU Happy Hacking Keyboard Professional BT
静電容量無接点方式のワイヤレスタイプはこのシリーズだけです。
最高性能を誇る静電容量無接点方式のワイヤレスキーボード。
静か目のカチャカチャ音がします。
長時間入力しても疲れない+ワイヤレスでデスク周りがスッキリします!
押下圧は標準の45g、テンキーレスで重量540gなので持ち運びも可能な一品。
タイプ:Bluetooth
電源:単3電池2本
配列:日本語配列
キーピッチ:19mm
キーストローク:4.0mm
テンキー:無し
サイズ:294x40x120mm
重量:540g
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