でもどのUSB充電器を選べばいいんだろう。
このような疑問にお答えします。
USB充電器には色々な種類があるし、選ぶ時も専門用語が多くて分かりにくいものです。
そこでこの記事では、
- USB充電器の選び方のポイント
- 使い勝手の良い人気おすすめ10製品
これらを解説します。
小型で持ち運びやすい製品や、複数のデバイスを同時に充電できる製品など色々あります。
あなたにピッタリなUSB充電器を選んでみて下さい。
USB充電器を選ぶ6つのポイント
①最も重要なのは充電速度を決めるW数
USB充電器を選ぶ上で最も重要なのが「W数」です。
小学校で習ったアレです。
- 電圧(V) × 電流(A) = 電力(W)
W数の値によって「充電速度」が決まります。
あなたのスマホやタブレットに最適なW数の充電器を選ぶことで、快適な急速充電が可能になります。
公式は覚えなくても充電器のスペックに書いてあるので大丈夫です。
電力(W)の数値が高いほど充電速度が速いと覚えておきましょう。
②充電したいデバイスの対応W数を知る
では次に、あなたのスマホやタブレットが最大何Wの急速充電に対応しているのか確認してみましょう。
※Appleは急速充電の上限を公表していないため有志の結果を目安として記載しています。
主要スマホの充電速度の一覧がこちらです。
スマホ機種 | 急速充電 |
iPhone 12 / 12 Pro | 約20W |
iPhone 11 / 11 Pro | 約18W |
iPhone XS / XS Max | |
iPhone XR | |
iPhone X | |
iPhone 8 / 8 Plus | |
iPhone 7 / 7 Plus | 約10W |
Androidスマホ (Quick Charge2.0、3.0) |
約18W |
iPhone12シリーズから20Wに対応しました。
スマホを充電する場合は18~20Wに対応したUSB充電器を選べば最高速度で急速充電ができます。
続いて主要タブレットの充電速度の一覧です。
タブレット機種 | 急速充電 |
iPad(第8世代) | 約30W |
iPad mini(第5世代) | 約30W |
iPad Air(第4世代) | 約30W |
11インチiPad Pro(第2世代) | 約30W |
12.9インチiPad Pro(第4世代) | 約35W~45W |
Androidは種類が多すぎるので、タブレット界最強のiPadだけ表示しています。
タブレットは30~45Wもあれば快適に充電できます。
古いスマホやタブレットに高Wな充電器を使用しても大丈夫です。
スマホやタブレット側が安全に充電できる値まで制御してくれるので問題ありません。
18Wで急速充電できるスマホに、18Wの充電器を使用すると多少の発熱がみられます。
危険というほどではありませんが、充電器のW数には少し余裕を見ておきたいものです。
③充電器のポートはUSB-CとUSB-Aが主流
USB充電器のコネクタ形状は2種類あります。
現在の主流は「USB-C」です。
この「USB Type-C」は何が凄いかというと、高電力で充電できる「PD規格」に対応しているところです。
PD規格は「USB Power Delivery」の略であり、理論上は最大100Wまで出力可能なんです。
USB-Cは、最新のスマホやMacBook、タブレット、ゲーム機に普及してきています。
その一方、スマホやタブレット側のコネクタは主にこの3種類です。
USB充電器側とスマホやタブレット側でコネクタが異なったりと少しややこしいです。
ですが、コネクタの形状はケーブルで調整できるので、あまり気にせずOKです。
はやり重要視するべきはW数であり、高W数にはUSB-Cが必要になります。
④同時に充電できるUSBポートの数で選ぶ
同時に複数のデバイスを充電したい人は要チェックです。
注意点として、同時に複数のUSBポートで充電すると1ポートあたりの充電速度が低下する製品もあるのでご注意下さい。
⑤本体のサイズや重量で選ぶ
充電器を持ち運びたい人にとって、本体のサイズや重量は重要です。
コンセントプラグが折りたためるタイプだとより持ち運び易いです。
いっそのこと、自宅と職場とかであれば、両方に充電器を設置して持ち歩かないという選択肢もありだと思います。
⑥ワイヤレス充電の対応で選ぶ
ワイヤレス充電とは「Qi(チー)」というワイヤレス給電の国際標準規格を利用した充電器のことで、
デバイスを置くだけで充電することができます。
スマホの方もワイヤレス充電に対応しているのが必須条件になりますが、めちゃ便利です。
USBケーブルやライトニングケーブルを何度も抜き差しする必要がないので、デバイスの劣化も防ぐことができるし、なにより楽ちんです。
最近のワイヤレス充電器は急速充電にも対応しているので充電速度も速いです。
有線の充電器のおすすめ7選
それでは、鉄板の充電器をご紹介していきます。
あなたの用途に合ったモノを探してみて下さい。
【Anker】PowerPort III Nano
最新機種のスマホは18Wの急速充電に対応しています。
なので、この「PowerPort III Nano」のように20Wに対応していればOKです。
とりあえずスマホだけ急速充電できればOKという人には、本体サイズも小型なので扱いやすいです。
タブレットも充電することはできますが、出力が20Wなので最高速度ではありません。
それでも充電速度は早いですが。笑
・USBポート1:USB-C(最大20W)
・サイズ:約45×27×275mm(プラグ部を含む)
・重量:約30g
・カラー:ホワイト
・プラグ折りたたみ:×
iPhone用のライトニングケーブルが付属したセットもあります。
古いケーブルだと急速充電に対応していないこともあるので、セット買いを推奨します。
【Epeios】PD充電器 20W Type-C 急速充電器
PD対応のUSB-Cは最大20W、USB-Aは最大18Wで急速充電が可能です。
2ポートを搭載した急速充電器の中でかなりの小型軽量であり、プラグ部分も折りたためるので持ち運びに便利です。
iPhone、iPad、Androidと幅広く使えるので、スマホ+別のデバイスを充電するのにもってこいです。
ですが、やはりiPadも充電するならもう少し出力の高い充電器の方が良い気がします。
・USBポート1:USB-C(最大20W)
・USBポート2:USB-A(最大18W)
・サイズ:約42×42×29mm
・重量:約55g
・カラー:ホワイト
・プラグ折りたたみ:◯
【Anker】PowerPort Atom III 45W
PD規格45Wに対応したスリムタイプのUSB充電器です。
プラグ部を折りたたむと厚さが2.0cmしかないので簡単にポケットに入ります。
現行のスマホの充電速度は最大18Wなので、充電器が45Wまで対応していると発熱面で安心です。
iPadの充電にも使えるので、ひとつ持っておいて損はしないUSB充電器です。
・USBポート1:USB-C(最大45W)
・サイズ:約84×50×20mm
・重量:約85g
・カラー:ブラック
・プラグ折りたたみ:◯
※旧型の「Anker PowerPort Atom III Slim」という30Wの製品もあるのでご注意下さい。
【RAVPower】RP-PC133
Amazonではすっかりお馴染みとなった「RAVPower」のPD充電器です。
最大65Wで充電できるハイパワーな仕様であり、USB-CとUSB-Aの2ポートになります。
接続したデバイスの電流値を読み取って最適な急速充電をしてくれるので重宝します。
Macbook、iPad、iPhone、Android、ニンテンドースイッチまで幅広く使える互換性の高さです。
何も考えずにこれ買っておけば間違いないやつです。
価格が少し高いところだけがネックです。
・USBポート1:USB-C(最大65W)
・USBポート2:USB-A(最大18W)
・サイズ:約55×55×31.5mm
・重量:約120g
・カラー:ブラック、ホワイト
・プラグ折りたたみ:◯
iPhone12 ProとiPad Proを使っている私の愛用品です。
【Anker】PowerPort Atom III Slim (Four Ports)
合計最大65Wの高出力なUSB充電器です。
その内訳は、USB-Cが最大45W、3つのUSB-Aが合計最大20Wとなっています。
なので、iPadとiPhoneを両方同時に急速充電が可能です。
ポート数が4つと多いので、スマホやタブレット以外にも充電したいデバイスがある人に向いています。
・USBポート1:USB-C(最大45W)
・USBポート2:USB-A(合計20W)
・USBポート3:USB-A(合計20W)
・USBポート4:USB-A(合計20W)
・サイズ:約89×86×18mm
・重量:約142g
・カラー:ブラック
・プラグ折りたたみ:×
【RAVPower】RP-PC136
単ポートで最大65Wの高出力が可能なUSB充電器です。
65Wが出せるのでMacbookを充電することもできます。
USB-Cが2ポートにUSB-Aも2ポート使えます。
4台を同時に充電しようとすると65Wの電力を自動的に最適に分配してくれます。
・USBポート1:USB-C(最大65W)
・USBポート2:USB-C(合計20W)
・USBポート3:USB-A(合計20W)
・USBポート4:USB-A(合計20W)
・サイズ:約76×41×41mm
・重量:約160g
・カラー:ブラック
・プラグ折りたたみ:×
【Anker】PowerCore Fusion 10000
モバイルバッテリーを搭載したUSB充電器になります。
バッテリー容量は10,000mAhであり、iPhone12を2回フル充電が可能です。
出力も20Wあるので、iPhoneだけでなくiPadも充電できます。
外出先で充電切れが怖い人におすすめですが、モバイルバッテリー機能のせいで本体重量が重い点だけ注意が必要です。
・USBポート1:USB-C(最大20W)
・USBポート2:USB-A(2ポート使用時15W)
・バッテリー容量:10,000mAh
・サイズ:約82×82×35mm
・重量:約278g
・カラー:ブラック、ホワイト
・プラグ折りたたみ:◯
ワイヤレスの充電器のおすすめ3選
スマホを充電器に置くだけで充電ができます。
充電のたびにコネクタの抜き差しをする必要がないので凄く楽ちんです。
【IMDEN】ワイヤレス充電器
iPhoneシリーズなら7.5Wでワイヤレス充電が可能です。
Amazonで1番人気のワイヤレス充電器であり、私も愛用しています。
激安1,000円で買えるのにちゃんと使えるのは当たり前として、デザインやLEDの光り方もオシャレで気に入っています。
とりあえずワイヤレス充電してみたい人におすすめします。
・充電速度1:iPhone(最大7.5W)
・充電速度2:Android(最大10w/5W)
・サイズ:約100×100×6mm
・重量:約58g
・カラー:ブラック、ホワイト、布生地
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【IMDEN ワイヤレス充電器 レビュー】激安1,000円なのにシンプルで使い勝手が良い
【Anker】PowerWave II Stand
スタンド型のワイヤレス充電器になります。
スマホは縦置きでも横置きでも対応しているので、動画を見ながら充電するなんていう使い方もできます。
ワイヤレス充電の速度は、iPhoneで最大7.5W、Androidで最大15Wに対応しています。
・充電速度1:iPhone(最大7.5W)
・充電速度2:Android(最大15w)
・サイズ:約90×90×115mm
・重量:約172g
・カラー:ブラック
【Anker】PowerWave 10 Dual Pad
2つのデバイスを同時にワイヤレス充電ができます。
なので、家族のiPhoneやワイヤレスイヤホンなど、充電したいデバイスを複数持っている人におすすめです。
・充電速度1:iPhone(最大7.5W)
・充電速度2:Android(最大10w)
・サイズ:約205×93×12mm約205×93×12 mm
・重量:約206g
・カラー:ブラック
私も愛用しています。
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【Anker PowerWave 10 Dual Pad レビュー】2台同時ワイヤレス充電器が便利
まとめ
スマホやタブレットは毎日使用するものなので、USB充電器の使用頻度も高くなります。
あなたの環境に合わせたこだわりのUSB充電器を見つけ出して下さい。