ワイヤレスイヤホン使いまくりのツノうさぎでございます!
今回は「EarFun」様から提供してもらった最新の「EarFun Air Pro」という完全ワイヤレスイヤホンをレビューしていきます。
2020年11月に発売されたばかりのANC(アクティブノイズキャンセル)機能を搭載した注目のモデルです。
私がこれまでレビューしてきた「EarFun Free」と「EarFun Air」はどちらも優秀で個人的にオススメできるイヤホンだったので、今回のハイエンド機にも色々と期待しておりますw
それでは見ていきましょう!!
EarFun Air Proの概要
EarFunは2018年に誕生した新しいメーカーです。
過去作の「EarFun Free」や「EarFun Air」はコストパフォーマンスに優れる有名な多くの賞を受賞している完成度の高さがありました。
参考までに2つほど紹介。
- EarFun Free(2019年11月)
→CES 2020イノベーション・アワード - EarFun Air(2020年8月)
→What Hifi?Awards 2020
そんな受賞歴のあるイヤホン達のハイエンドモデルが今回の「EarFun Air Pro」ってわけです。
基本仕様とスペック
こんな感じ。
項目 | 仕様 |
ドライバーユニット | 10mm低歪みドライバー (複合振動板を採用) |
イヤホンのバッテリー | 充電:約1.5時間 ノーマル稼働:約9.0時間 ANC稼働:約7.0時間 |
充電ケースを含めたバッテリー | 充電:約2.0時間 ノーマル稼働:約32.0時間 ANC稼働:約25.0時間 |
重量 | イヤホン:約6.0g/1個 充電ケース:約53g |
防水規格 | IPX5 |
Bluetooth規格 | 5.0 |
Bluetooth動作範囲 | 15m |
対応コーデック | AAC、SBC |
Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
Amazonではいつもながら「18ヶ月の安心保証」が付いています。
完全ワイヤレスイヤホンで10mmのドライバーを搭載してるって結構デカいなあ~って印象を受けます。
音質に期待しちゃいますねw
開封と付属品
開封の様子をお伝えします。
毎度のことながら横開きの箱となっております。
付属品の一覧はこんな感じ。
EarFun Air Proの本体、イヤーピース、充電用のUSB-Cケーブル、マニュアルです。
イヤーピースはSMLの3種類で、最初からイヤホンに付いているのはMサイズっぽいです。
私の耳の穴的には初期装備のMでジャストフィットでした。
マニュアルは日本語表記があるのでご安心を。
使い方はマニュアルに一通り目を通せば理解できます。
外観デザイン
そんでは本体から見ていきましょう。
まず手に取った感じ「うお、ちいせえ!」って思いました。
EarFunのイヤホンの中でもハイエンドに分類される機種なので、もっとデカデカとしてるのかと思いきやコンパクトな手乗りサイズでした。
数字的にはサイズは67x55x31mmです。
重さはこんな感じ。
イヤホンと充電ケースを合わせて53gであり、イヤホン単体だと6gほどです。
普通に軽くていいですね。
EarFun Air Proの使い方と感想
バッテリー充電方法
USB-C充電です、本当にありがとうございました。
そこのiPhone君は見習うように!
コネクタは充電ケースの裏面ではなく背面にあるので充電中も安定しますね。
充電中は充電ケース裏にある充電ランプが赤く点灯して、充電が完了したら消灯します。
ただし!
ワイヤレス充電には対応していないのでそこはマイナス!
ペアリング方法
充電ケースのフタを開くだけでペアリングモードになります。
あとは接続したいスマートフォンなどで選択すればOK!
別の機器とペアリングし直す場合は、充電ケースにイヤホンを戻して中央にある設定ボタンを3秒長押しすれば再接続できます。
音質が立体的で凄く良い
最初にイヤホンを耳に突っ込んで曲を聴いた感想がこれ。
ちょっと待て・・・音質が普段使ってるワイヤレスイヤホンと全然違うw
何と言うか音が平面じゃなくて奥行きがあって立体感が凄いです。
ただ、この立体感が大口径10mm低歪みドライバーの恩恵なのか、ANCの恩恵なのかはよく分からんw
まあ、とにかくだ。
私が普段使ってるコスパ重視の5,000円以下のワイヤレスイヤホンよりも遥かに良い音なのは確かだw
ANC(アクティブノイズキャンセル)の効果
まず、ANCってなんぞや?ってところに少し触れます。
ANCの機能の原理は、イヤホンのマイクから周囲の騒音を拾って、その騒音を打ち消す音を発生させることで騒音を低減します。
「38dB騒音低減可能なアクティブノイズキャンセリング性能」とのことですが、38dBの凄さがイマイチよく分かりませんw
今作の「EarFun Air Pro」は、通常モードとANCモードと外音取り込みモードがありますが、ANCモードだと明らかに環境音は静かに聴こえましたね。
私と同じ部屋に家族が帰ってきたことに気付かないくらいには環境音を遮ってくれますw
外出時はもちろん、自宅でも空気清浄機の音とかを感じないようにできるのでノイズキャンセリングって凄い技術なんだと知りましたw
今回レビューしているEarFun Air ProもANC搭載型の中ではコスパ重視のはずなのに結構な環境音を低減してくれるので、より高額な超ハイエンドクラスのイヤホンはどうなってんのか気になりましたw
外音取り込み機能
イヤホンを耳から外さなくても周りの音が聞こえるようになるモードです。
イマイチどこで使う機能なのか使いどころが分からんw
・・・ただね。
他者と会話する時にイヤホンを外す必要がないのは、使い方によっては恩恵を受ける人もいるのかもしれませんね。
装着感・操作性
装着感とフィット感はこれまでのEarFun製品と同じく良いです。
特に良いとか悪いとかなく、長時間の使用でも痛くならなかったので普通に良いです。
イヤホンの操作はタッチセンサーとなっています。
タッチセンサーは加速度センサーで感知しているので「軽く触れる」というよりも「タップする」ってイメージで操作します。
イヤホンでの操作はこんな感じ。
操作 | イヤホン(L側) | イヤホン(R側) | |
ダブルタップ | 通常時 | 音声アシスト機能 | 再生/一時停止 |
着信時 | 電話を受ける/切る | ||
3回タップ | 通常時 | モード切り替え | 曲送り |
着信時 | 着信拒否 |
誤操作を回避するためにダブルタップか3回タップで操作できるようになっています。
それからオートポーズ機能もあります。
光学センサーによって自動で装着検出をしているので、片方のイヤホンを耳から外すと再生を自動停止し、再び耳に入れると自動再生されて便利です。
左右いずれかのイヤホンを単独で使用したい時は手動で再生すれば可能です!
あとはやっぱりAirと同様に「曲戻し」の操作がイヤホン側でできない。
なので私はiPhoneでプレイリストをしっかり作って曲を戻す必要がないようにしていますね。
それと「音量調整」も出来ないですが音量は頻繁に変更しないから私は気にならないかな。
音声アシスタント
私の最近のお気に入りの機能がこれ。
音声アシスタント(SiriとかGoogleとか)を呼び出せます。
私はiPhoneを使っているのでSiriに「牛乳買うってリマインドして」と言えばこんな感じにメモしてくれます。
音楽とか聴いてる時に「ハッ!」とした内容をイヤホンのL側をダブルタップすれば、イヤホンのマイクを通して指示できます。
これからの天気とか気温を確認するのに便利なので気に入ってますw
マイクも前作のAirで4つだったものが6つに増えているので自分の声をよく拾えていると思います。
音漏れ・遅延・防水
イマイチな点として若干の音漏れがありました。
前作のAirと今作のAir Proを妻に付けて曲を聴いてもらいましたが、明らかにProの方が音漏れしていました。
もしかしたらANC搭載のイヤホンはみんなそうなのかもしれないですが、音の漏れ具合としては少し気になる程度なのであまり気にしなくても良さそうです。
遅延については完全ワイヤレスイヤホンなので音ゲーやアクションゲームをする人は遅延を感じると思います。
音楽や動画の視聴には全く遅延を感じません。
ゲームメインの人は有線イヤホンの使用をオススメしますw
防水等級はIPX5なので、雨とか汗とかを防げるので屋外でランニングなどの運動をする時にも安心して使えます。
ただしね。
前作のEarFun Airの防水等級がIPX7だったので劣化しています。
ANCが搭載されたのである程度は仕方なしかなと思います。
個人的に5,000円を超えるイヤホンは自宅で大切に使いたいので防水性能は低くていいかなって感じです。
防水自体が付いてないモデルも結構ありますからねえ。
他のワイヤレスイヤホンと比較してみる
今回レビューしている「EarFun Air Pro」はANCを搭載したハイエンドに分類されるイヤホンで価格も割と高価なので購入は吟味が必要です。
私の個人的な視点で他のイヤホンと比較してみました。
EarFunシリーズと比較
折角手元にあるのでこれまでのEarFun製品を並べてみました。
左から「EarFun Free」「EarFun Air」「EarFun Air Pro」です。
どのイヤホンも使い勝手が良いですがスペックを比較するとこんな感じ。
※価格は現時点のAmazonを参照した。
製品名 | EarFun Free | EarFun Air | EarFun Air Pro |
画像 | |||
価格 | 4,580円 | 5,499円 | 7,999円 |
ANC | × | × | ○ |
ドライバー | 6mm | 6mm | 10mm |
マイク | 2マイク | 4マイク | 6マイク |
外音取り込み | × | × | ○ |
装着検出機能 | × | ○ | ○ |
イヤホン 再生時間 |
6時間 | 7時間 | 9時間 (ANC7時間) |
充電ケース含む 再生時間 |
30時間 | 35時間 | 32時間 (ANC25時間) |
防水性能 | IPX7 | IPX7 | IPX5 |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ | × |
この記事でレビューしている最新のEarFun Air Proの優位性は、大口径10mmのドライバーによる圧倒的な音質の高さ。
それとANCを搭載しているので環境音が低減されてマジで快適です。
個人的にワイヤレス充電ができないのは痛いですが気にしない人も多いかもしれません。
ANC搭載の他メーカー品と比較
ノイズキャンセリング機能を搭載した有名どころのワイヤレスイヤホンを比較してみました。
実際に持ってないのでスペック上での比較になります。
※価格は現時点のAmazonを参照した。
画像 | |||||
メーカー | EarFun | Apple | Sennheiser | SONY | BOSE |
製品名 | Air Pro | Airpods Pro | MOMENTUM True wireless 2 |
WF-1000XM3 | QuietComfort Earbuds |
価格 | 7,999円 | 28,970円 | 32,890円 | 21,882円 | 33,000円 |
ノイキャン 技術 |
ハイブリッド ANC |
ハイブリッド ANC |
フィード フォワード ANC |
ハイブリッド ANC |
ハイブリッド ANC |
ドライバー | 10mm | 10mm | 7mm | 6.1mm | 未公表 |
マイク | 6マイク | 4マイク | 2マイク | 4マイク | 4マイク |
外音取り込み | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
装着検出機能 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
イヤホン 再生時間 |
9時間 | 4.5時間 | 7時間 | 8時間 | 6時間 |
充電ケース含む 再生時間 |
32時間 | 24時間 | 24時間 | 24時間 | 18時間 |
防水性能 | IPX5 | IPX4 | IPX4 | × | IPX4 |
ぶっちゃけノイズキャンセリングの性能は実際に使用してみないと分かりませんが、何といっても価格差が凄すぎますよね。
価格を考えたら「EarFun Air Pro」優秀すぎひん??w
EarFun Air Proのまとめ
この記事では「EarFun Air Pro」という完全ワイヤレスイヤホンをレビューしました。
まとめてみます。
- 大口径10mmドライバーによって音質が良く立体的に聴こえる。
- ANCの搭載によって環境音を低減できて音楽を聴くのが快適。
- オートポーズや音声アシスタントが便利。
- ワイヤレス充電に非対応。
- イヤホン操作で「曲戻し」と「音量調整」ができない。
- 多少の音漏れがする。
私は今回が初めてのANCを搭載したワイヤレスイヤホンでしたが凄く満足しましたw
ドライバーの大型化やANC機能の搭載によって音楽を高音質で集中して楽しめる反面、ワイヤレス充電や防水性能が落ちていましたね。
ワイヤレス充電はできずともUSB-Cで急速充電可能だし、防水に関してもANCが搭載されたハイエンド機を悪条件で使用する人はあまりいないと思います。
1万円を切る価格でこのレベルのワイヤレスイヤホンが入手できるので、ANCを試してみたい人に強くオススメします。
おわり!
おわり!