イヤホンで良い音楽を楽しむために週に3度くらい耳かきをしてしまうツノうさぎでございます!
ただ、耳かきってやりすぎると耳によくないので週1で十分らしいですよ。
今回は2020年12月に新登場した「EarFun Free Pro」という完全ワイヤレスイヤホンをレビューします。
実際に使用してみてその超小型で超軽量な使い勝手の良さに驚かされました。
さらに6,000円前後の価格帯でありながら、ANC(アクティブノイズキャンセル)機能にワイヤレス充電もつくコスパの良さです。
この価格帯のイヤホンとしてはかなりの完成度となっているので、ワイヤレスイヤホンをお探しの人は選択肢のひとつに必ず入ると思います。
それではレビューしていきたいと思います。
EarFun Free Proの概要
メーカーである「EarFun」は2018年に立ち上げられた新鋭のオーディオブランドでありながら、CES(全米の電子機器の見本市)で多くの賞を受賞しています。
最近ではAmazonの売れ筋ランキングにも食い込んできており、知名度もドンドン上がってきています。
基本仕様とスペック
スペックはこんな感じになります。
項目 | 仕様 |
ドライバーユニット | 6.1mm径のダイナミックドライバー (複合振動板を採用) |
イヤホンのバッテリー | 充電:約1.5時間 ANC稼働:約6.0時間 |
充電ケースを含めたバッテリー | 充電:約2.0時間 ANC稼働:約27.0時間 |
重量 | イヤホン:約4.0g/1個 充電ケース:約32g |
防水規格 | IPX5 |
Bluetooth規格 | 5.2 |
Bluetooth動作範囲 | 15m |
対応コーデック | AAC、SBC |
Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HFP、HSP |
新しいイヤホンなのでBluetoothの規格も最新の5.2となっており、低消費電力で素早く安定した接続が期待できます。
また、EarFunの製品は購入日より「18ヶ月の安心保証」が付いているので、万が一の製品不良や故障でも交換などの保証を受けられて安心です。
開封と付属品
まずはパッケージですがもちろん技適マークありです。
シンプルなパッケージです。
箱から全部取り出すとこんな感じです。
付属品は、充電ケースとイヤホン、それからイヤーフック、イヤーピース、USB-Cケーブル、取扱説明書、問い合わせカードです。
取扱説明書は日本語表記ありです。
それではイヤホンの外観を見ていきます。
外観デザイン
まずは充電ケースから。
フタの上面はツルツルして反射する素材で、その他はマットに仕上げられています。
シンプルで無駄のないデザイン、凄く小型で軽いので持ち運びに便利そう。
フタを開くとこんな感じです。
中の色味も落ち着いたブラックで統一されています。
イヤホンの外観はこんな感じです。
外観については全体的にシンプルにまとまっていて万人受けしそうな印象でした。
とにかく小さくて軽い。
EarFun Free Proの使い方と感想
有線と無線のバッテリー充電が便利すぎ
有線で充電する時はUSB-Cコネクタで充電となります。
充電ケース正面のランプが緑(30%以上)→オレンジ(30%以下)→赤(10%以下)→赤点滅(5%以下)で表してくれます。
バッテリーはイヤホン単体で約7時間、充電ケースも含めれば約32時間も使用できるのでバッテリー残量を気にする機会は少ないです。
また、ワイヤレス充電が凄く便利でイヤホンを使っていない時に置いておくだけで簡単に充電ができるのでバッテリー周りが本当にストレスフリーです。
ワイヤレス充電器を持っていない人はAmazonで売れ筋のワイヤレス充電器を試してみて下さい。
ちなみに私はワイヤレス充電が大好きなので上記製品と同じAnker社のこちらの2台同時に充電できるタイプを愛用しています。
こんな感じでワイヤレス充電に対応したデバイスをポンポンと乗せて充電しています。
充電用のUSB-Cケーブルを抜き差しする必要がないので本当に楽ちんです。
ペアリングは最初に1回でOK
最初にペアリングをする時は、充電ケースのフタを開けるだけでペアリングモードになるので、接続したいデバイスで選択するだけで完了します。
下の画像はiPhoneのBluetooth画面です。
選択肢に「EarFun Free Pro」が出てくるので選択するだけでペアリング完了です。
次回からは充電ケースからイヤホンを取り出すだけで自動的に設定したデバイスと自動ペアリングで再接続してくれて便利すぎです。
ただし、イヤホンの装着検出機能は付いていないのでイヤホンを耳に装着しても自動で音楽を再生することはできません。
この機能はイヤホンを耳に装着しただけで音楽が流れ始めてしまうので好みが別れるところですね。
イヤホンと充電ケースが両方とも小型軽量で良い
完全ワイヤレスイヤホンが手乗りでこのサイズ感です。
すごく小さくて軽いです。
実際に充電ケースとイヤホンの重量を測定してみました。
充電ケースが32gでイヤホンが4gなので、めちゃめちゃ軽いです。
イヤホンが小型で軽量だからイヤホンを長時間使っても全然耳が疲れたり痛くならないです。
耳にフィットして音漏れも全然しない
イヤーフックとイヤーピースは初期装備+付属品によってそれぞれ3種類と4種類から選択して、自分の耳にフィットするように調整が可能です。
私の耳は割と標準的な形なのか結構初期装備がしっくりくることが多いですw
イヤーフックの形状はこんな感じになります。
これだけ調整幅があると耳にすごくフィットして快適に使うことができます。
また、音漏れも全然しませんでした。
ランニングにも使ってみました。
しっかり耳にフィットして落ちることもなく、防水等級IPX5に対応しているので突然の雨や汗をかいても問題なしです。
片耳対応なので左右どちらかのイヤホンを単独で使用することもできました。
音質はこの価格帯で十分に満足できる
音質に強く影響を及ぼすドライバーサイズは「6.1mm」なので、軽量でコンパクトな完全ワイヤレスイヤホンとしては十分なサイズと思います。
低音から高音までバランスよく鳴っているので、どんな曲にも合うと思うし、この価格帯なら十分と言えます。
私が以前にレビューした「EarFun Air Pro」の大口径「10mm」ドライバーの音質と比較すると少し空間の広がりは負ける印象がありますが、こちらも十分キレイに聴こえます。
また「低遅延モード」というのが実装されています。
完全ワイヤレスイヤホンというのはアクションや音ゲーのような激しいゲームでは遅延を感じるのが当たり前ですが。
このモードをオンにするとさすがに遅延は残るものの体感で遅延が緩和されていると実感することができました。
逆に少し残念なところが2点あります。
ノイキャンについては環境音を打ち消してくれている実感はできましたが、流石にこの価格帯だと少し弱い感じがしました。
それと、外音取り込み機能は効果をイマイチ実感できませんでしたが、私は全然使わないのでマイナスにはならないという感想です。
マイクやタッチ操作の感度は良好で使い易い
片側イヤホンに2マイク、タッチセンサー、ランプが付いています。
左右のイヤホンを合わせて合計4マイクとなるため通話も声がクリアに聴こえました。
イヤホンのタッチ操作で可能なコマンドはこの通りです。
操作 | イヤホン(L側) | イヤホン(R側) | |
通常時 |
タップ | 音量を下げる | 音量を上げる |
ダブルタップ | 再生/一時停止 | ||
2秒間触れたまま | 低遅延モード | 音声アシスト機能 | |
3回タップ | モード切り替え (ANC/外音取り込み/ノーマル) |
曲送り | |
着信時 | ダブルタップ | 電話を受ける/切る | |
2秒間触れたまま | 着信拒否 | ||
3回タップ | 2つの電話を切り替える |
操作が結構ややこしく感じますが実際に使用するのは音量と曲送りくらいなもんなので問題なしです。
タッチセンサーの反応も良好なので操作性も良いです。
あと毎回言ってますが、音声アシスト機能はめちゃ便利ですw
私はiPhoneなので音声アシスト機能で「明日の天気は?」と聞けばSiriが答えてくれますw
他の完全ワイヤレスイヤホンと比較
EarFunシリーズと比較
スペックや価格を比較してみました。
※2020年12月時点のAmazon価格を参照、価格順です。
製品名 | EarFun Free | EarFun Air | EarFun Free Pro | EarFun Air Pro |
画像 | ||||
発売時期 | 2019年12月 | 2020年10月 | 2020年12月 | 2020年9月 |
価格 | 4,780円 | 5,499円 | 5,999円 | 7,999円 |
重量 | イヤホン:5.5g 充電ケース:48g |
イヤホン:5.3g 充電ケース:44g |
イヤホン:4.1g 充電ケース:32g |
イヤホン:6.0g 充電ケース:41g |
ANC | × | × | ○ | ○ |
ドライバー | 6mm | 6mm | 6.1mm | 10mm |
マイク | 2マイク | 4マイク | 4マイク | 6マイク |
外音取り込み | × | × | ○ | ○ |
装着検出機能 | × | ○ | × | ○ |
イヤホン 再生時間 |
6時間 | 7時間 | 7時間 (ANC6時間) |
9時間 (ANC7時間) |
充電ケース含む 再生時間 |
30時間 | 35時間 | 32時間 (ANC27時間) |
32時間 (ANC25時間) |
防水性能 | IPX7 | IPX7 | IPX5 | IPX5 |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ | ○ | × |
この記事でレビューしている最新モデルの「EarFun Free Pro」は圧倒的に軽量です。
それでいてANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載、ワイヤレス充電にも対応しているのでかなりコスパの高いイヤホンと言えます。
同じ価格帯の他メーカーのイヤホンと比較
やはり他メーカーの対抗馬として登場してくるのがAnker「Soundcore Liberty Air 2」だと思います。
今回レビューしている「EarFun Free Pro」が約6,000円なのに対してこちらのイヤホンは約8,000円と2,000円の価格差があります。
デザインの違いは個人の好みによるところが大きいので割愛しますが、スペック的には大きな性能差はないのでコスパでこちらに軍配が上がると思います。
また「Soundcore Liberty Air 2」の方は発売時期が2019年9月と1年以上昔なので、Bluetooth規格が5.0(十分ではあるが)だったり、バッテリーが若干弱かったり(十分ではあるが)します。
全体のサイズ感は圧倒的にこちらが小型で軽量なので取り回しが良いです。
EarFun Free Proのまとめ
今回レビューしてきた「EarFun Free Pro」についてまとめてみます。
- 超小型で超軽量なので使い勝手が抜群。
- 充電はUSB-Cとワイヤレスで選べてバッテリーも強い。
- 低遅延モードで映像との誤差が少ない。
- Bluetooth5.2規格で通信が安定している。
- アクティブノイズキャンセルは少し弱め。
- 外音取り込み機能はイマイチ(私には不要なので重要ではない)
ノイキャンとワイヤレス充電を搭載したイヤホンの中でもかなり小型で軽量な部類に入るので、使い勝手が本当に良いです。
コスパに優れる完全ワイヤレスイヤホンを探している人におすすめできるイヤホンでした。
おわり!