お疲れ様です、ツノうさぎです。
これまでにスマートウォッチをかれこれ10本くらい使ってきましたが、周囲の人から「スマートウォッチってどう?」と聞かれることが多いので、この記事にまとめてみます。
私自身の振り返りの意味も込めて、スマートウォッチの機能一覧と実際の使用感、活用方法なんかを書き留めておく。
スマートウォッチで何ができる?
時計としての機能
まずは、これ。スマートなウォッチなのだから腕時計の役割を果たさないと意味がない。
普通の腕時計でできることと言えば、時刻、日付、曜日が分かるといったところだが、スマートウォッチも当然できる。
スマートウォッチは基本的にスマホとBluetoothで無線接続しながら使うものだから、時刻が正確で助かる。
特に、自動巻きの高級時計で日付(デイト)が表示されるタイプだと、31日までない月に差し掛かった時に、日付がズレるのが超ストレスだが、それがない。
ディスプレイに関しても解像度が高く「AMOLED」といった有機ELディスプレイ搭載のモデルも多く、表示が繊細で美しい。
どのスマートウォッチも「ウォッチフェイス」の種類が豊富であり、ディスプレイ上でデザインを楽しめる。
夜間でもバックライトで視認性が良いのも普通の時計にはないメリットと言える。
目的に合わせて本体が頑丈なモデルや、防水性能の高いもの、ビジネスに合うものなどラインナップも充実している。
私のようにサラリーマンをしていると、高級時計マウントを取ってくる人にも遭遇するが、スマートウォッチなら「機能重視」という大義名分も立つ。
健康を管理するための機能
健康管理やヘルスケアに使える機能が充実している。
ざっと挙げるとこんな機能がある。
- 心拍数
- ストレスチェック
- 血中酸素濃度
- 睡眠トラッカー
- 活動量(歩数計や移動距離など)
- 血圧
- 生理周期
この中でも私がよくチェックしているのは、活動量です。
活動量は、歩数や移動距離などのデータを取得して、それらを消費カロリーに換算して管理することができるため、ダイエットの管理やモチベーションの維持に繋がる。
あとは、夜行性で夜更かししまくりな私は、睡眠トラッカーで前日の睡眠時間をよく確認している。
「明日こそは早く寝て身体を休めねば・・・」と、そんな気にさせてくれる。
ちなみに、アラーム機能もだいたいのスマートウォッチに搭載されているから、手首の振動で目が覚めるのが良い。スマートウォッチを付けたまま就寝することに抵抗がある人もいると思うが、軽量なので慣れの問題と思う。
運動の質を高める機能
ここで言う「運動」とは主に「有酸素運動」を指します。
スマートウォッチには「GPS」を搭載するモデルが多く存在し、ランニングのルートを位置情報として記憶します。あとで、スマホのアプリでランニングルートの確認が可能。
その他にも、心拍数や速度、走行タイム、ラップタイムなどをタイムリーに測定してスマートウォッチ上に表示してくれます。
ダイエットでランニングをと考えている人は、脂肪燃焼しやすい心拍数をキープして有酸素に取り組む、なんてこともできる。
私はランニングやジムでのトレッドミル(ランニングマシン)での使用がメインでしたが、他にも色々なスポーツに対応しているようで、防水モデルなら水泳、防塵に強ければ山登りにも使えるみたいです。
個人的には、スマートウォッチで取得した運動データを消費カロリーに換算して表示できるので、運動のモチベーションになって良い。
スマホの通知を確認する機能
スマートウォッチは常にスマホとBluetoothで繋がっているので、スマホに届いた通知を表示できます。
普段からスマホをマナーモードにしている私としては、電話だとかメール、LINE、SNSなどの通知をスマートウォッチが通知してくれて助かります。というか通知に気づけ過ぎてスマートウォッチを見てばっかりですが。。
ただし、スマートウォッチのディスプレイはスマホよりも小さいから、表示される文字数には制限があり、長文メールなんかはスクロールしても全文まで見れないことが多いです。
とは言え、どんな内容なのかおおよその把握はできるし、急ぎで確認が必要ならスマホを見ればいいだけ。
スマートウォッチの機種によっては、そのままスマートウォッチ上で簡単な返信ができるものもある。
電話を受け答えする機能
スマートウォッチにもセルラーモデルが存在しており、月額料金を支払うことで、スマホのように単独で電話ができる機種もある。
そこまでする必要はないと思うが、マイクとスピーカーを搭載したスマートウォッチなら、スマホの代わりにスマートウォッチで電話ができるモデルが多い。
だがしかし、腕時計に向かって話したり向こうの声がスピーカーで周りに丸聞こえなので、私はお試しで1度使った以降はこの機能はなかったものとしている。
電子マネーで支払う機能
電子マネーがスマートウォッチで使える。この機能を目当てでスマートウォッチを購入する人は多いと思う。
「Apple Pay」や「Google Pay」や「おサイフケータイ」での支払いを、手首に付けたスマートウォッチでスマートに行える。
下記のような主要な電子マネーは対応している機種が多いです。
- Suica(スイカ)
- PASMO(パスモ)
- QUICPay(クイックペイ)
- iD(アイディ)
- nanaco(ナナコ)
- WAON(ワオン)
- 楽天Edy(らくてんエディ)
- Visa(ビザ)
- Mastercard(マスターカード)
支払いの時にわざわざポケットからスマホを取り出す必要がないので普通に便利。
これからスマートウォッチを購入する際は、自分の使いたい電子マネーが対応しているか要確認してほしい。
ただ、Suicaなんかは右利きだと駅の改札でタッチしづらいということもある。
音楽の保存やコントロールする機能
スマートウォッチにはストレージを搭載したモデルもあり、音楽を保存してBluetoothで接続したワイヤレスイヤホンで聴けたりする。
ストレージはなくても、スマホの音楽アプリの曲をスマートウォッチ上で操作したりもできます。
外をランニングする時にスマホを持ち歩かずに、スマートウォッチのみで音楽が聴けるのはなかなかいい。
音楽に限らず、ポッドキャストやオーディオブックを聴くことも出来るので、役に立つ。
写真の撮影やコントロールする機能
「Apple Watch」や「Galaxy Watch」など、スマホと同じメーカーのスマートウォッチだとカメラコントローラーとして使えたりする。。が使い所があるかは少し疑問がある。
他にもスマートウォッチ自体にカメラを搭載しているモデルも存在するが、メジャーではない。はやり盗撮などを危惧しているのかもしれない。
音声アシスタントを使用する機能
スマートウォッチに向けて音声指示することで電話をかけたりすることができる。
「Apple Watch」ならAlexa(アレクサ)を、Android系の「wear OS」ならGoogleアシスタントに対応している。
ブラウザで調べるのと同じように音声で質問することで回答が表示されたり、音声でリマインダーを設定できたり、部屋にあるホームデバイスに指示して家電を操作したりなんかもできます。
実はこれが結構便利で、今日の天気や気温を音声で質問したり、気づいた時にササッと音声でリマインダーを登録することができます。
目的地までの道案内をする機能
初めての場所に向かう時に、スマホの地図アプリで目的地を目指す機会は結構ある。
そんな時に役立つのがスマートウォッチの道案内と言う機能。
スマホを手に持ち続けたり、ポケットから頻繁に出し入れする必要なし。
道案内系の機能は、スマホと親和性の高いスマートウォッチで使えるため「iPhoneとApple Watch」とか「Google PixelとPixel Watch」などの組み合わせ時に使える。
命を救う機能
例えば、Apple Watchの「衝突事故検出」の機能です。
スマートウォッチが衝突の衝撃を検知して、ワンタップでSOSの連絡をすることができます。
いざという時のためのありがたい機能ですが、残念ながら?まだ使ったことはありません。
スマートウォッチのデメリット
良い面だけでなく悪い面も把握しておく必要があります。
多すぎる機能を使いこなせない
これはスマートウォッチの操作が難しいとかいう話ではなく、実際に実生活で使用する機会がある機能は絞られるということです。
例えば機能として通話ができたとしても、スマートウォッチに向けて話しかけているのは少し滑稽だし、通話をするならスマートウォッチではなくBluetoothイヤホンを使った方が遥かに快適ということ。
ただ、それだけスマートウォッチでできることが多いということなので、色々なアプリを試してみてほしい。
充電が必要なデバイスが増える
ガジェットが好きな人ほどスマートウォッチに興味が湧くと思うが、私もそうだが、身の回りに充電が必要なデバイスが多すぎてストレスになります。
スマホ、タブレット、パソコン、ワイヤレスイヤホンなどなど。夜に風呂に入っている時間にまとめてフル充電できるような充電器の拡充が必要になる。
ワイヤレス充電に対応している機種も多いので、そこまで充電が大変というわけではないが、気持ちの問題。
スマートウォッチの人気機種をピックアップ
最後に、できることが多くて買って後悔しないスマートウォッチを紹介しておく。
2022年:日本と世界の販売台数・シェア率
世の中にスマートウォッチの種類が溢れすぎているが、2022年に販売台数が多かった人気機種を挙げていく。
まずは、2022年の日本と世界で売れたメーカーがこちら。
↓日本
引用:株式会社MM総研
↓世界
引用:Counterpoint Technology Market Research
スマホのiPhoneと同様に、スマートウォッチのApple Watchが世界トップのシェアを誇っている。
日本ではSamsung(サムスン)のスマホであるGalaxyシリーズが、iPhoneに喰われている状態なので、Samsungのスマートウォッチの普及は進んでいないようだ。
HUAWEI(ファーウェイ)のスマートウォッチは、iPhone、Androidの両方で使え、なおかつ価格が少し安めなのでシェア率は高順位をキープしているもよう。
Apple Watch(アップルウォッチ)
日本でも世界でも最も売れているスマートウォッチがApple Watchです。
やはりiPhoneという人気スマホの頼もしい相棒として人気があり、iPhoneとの連携や使用可能なアプリの種類は数え切れないほどあります。
最新機種がこちらの「Apple Watch Series 8」となる。
皮膚温センサーや衝突事故検出機能、防塵機能がP6X等級というのが特徴。ただ、個人的にはそこまでの機能がスマートウォッチに必要か?とも思えてしまうほどの機能と価格なので、次のシリーズをオススメしたい。
それが「Apple Watch SE」です。
価格は、37,800円(税込)〜といい値段がするが、流石の完成度なのでiPhoneユーザーなら第一候補としていいだろう。
ちなみに、Apple WatchはAndroidでは使えないので注意。iPhone専用機となる。
HUAWEI WATCH GT 3 Pro(ファーウェイウォッチ)
HUAWEI(ファーウェイ)は、2022年の販売は日本で2位、世界で3位といったポジション。
iPhoneでもAndroidでも使えて、価格が他機種よりも少し安いところがウケていると思う。
Amazonの「HUAWEI公式ストア」にラインナップが載っており、Apple Watchのように四角形(スクエア型)の一本勝負ではなく、デザインも色々と準備されている。
Google Pixel Watch(グーグルピクセルウォッチ)
本来であれば2022年に日本でシェア率3位だった、Fitbit(フィットビット)を紹介したいところだが、2021年にGoogle先生に買収されてしまったので、これを紹介する。
Googleの最新スマホである「Google Pixel 7a」の価格と性能のバランスがよく、かなり売れそうなので、相乗効果でGoogleのスマートウォッチも今後売れると予想する。
Galaxy Watch 5(ギャラクシーウォッチ)
世界シェア率2位の、Samsung(サムスン)の「Galaxy Watch 5」です。
ガジェット好きでAndroid派の人は「Galaxy S23 Ultra」という超ハイスペックスマホを好む傾向があり、スマートウォッチも売れているようです。