こんにちは、ツノうさぎです。
わたくし、ルービックキューブが好きでして何個か持っています。
そんなルービックキューブですが、2022年を牽引すると言われている「GANCUBE」の「GAN 12 Maglev」という最新機種が登場したので買ってきました。
これまでにない「新しい機構」が取り入れられたとのこと。
なので、可能なところまでバラして、これまでのルービックキューブとの違いを比較してみます。
ちなみにYouTubeにもあげているので、動画を見れる環境の人はこちらも見てみて下さい。
それではさっそく開封していきます。
GAN 12 Maglev 開封していく
今回は「TORIBO」という国内のパズル専門ストアからの購入です。
購入した「GAN 12 Maglev」というキューブは、まだ発売から間もないせいか、Amazon内の「GANCUBE」の公式ストアでもまだ取り扱ってないです。
公式ストアの対応の遅さから、日本のルービックキューブ人口の少なさが伺えてなんだかちょっぴり悲しい気持ちです。
他の購入先としては「AliExpress」などの海外通販を利用して中国から取り寄せるって手もありますが。
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この方法だとちょっと安く買うことができますが、注文から到着まで最短でも1ヶ月くらいかかっちゃうので、国内ストアが楽でいいです。
TORIBOさんでは、海外から大ロットで仕入れて検品してから販売してるみたいで安心感もあります。
こんな感じの「揃え方の攻略書」も無料でもらえます。
ルービックキューブ初心者にもおすすめのストアです。
今作のGAN12には3つのラインナップがあります。
- GAN12 M Leap
:前作GAN11をそのまま進化させたGES(スプリング)搭載モデル - GAN12 Maglev Frosted
:GESを廃止して全て磁力で調整するモデルのフロステッド(サラサラ) - GAN12 Maglev UV-Coated
:同じく磁力モデルで表面がUVコーティングされたモデル(ツヤツヤ)
価格は上から7,500円、8,000円、8,500円となります。
たかーい☆
8,500円の出費でございます。
これがGAN 12 Maglevのパッケージです。
鮮やかなブルーです。
GANシリーズのパッケージはドンドン派手になっていきますね。
次回作あたりは金ピカになってそうです。笑
それでは、付属品を紹介していきます。
キューブ本体、巾着袋、揃え方の紙、調整器具、交換用マグネット、取扱説明書、シリアルカード、サイト案内カードでした。
本体ケースがしょぼくなってました。
前作の両側パカって開くタイプはやめてコストカットされてますね。
評判イマイチだったのかな?笑
寸法は標準サイズの56mmクラスです。
重量は実測で66gでした。前作のGAN11が62gだったので、若干重くなってますね。
ちなみに、「GAN12 M Leap」は61gらしいので、単純にUVコーティングが重いって事なんでしょうね。
ただ、持った感じではこの重量差は誤差の範囲内と言えます。
GAN 12 Maglev 実際に回していく
まずは何回かソルブ(揃えること)してキューブの具合を確認しました。
前作のGAN11と交互に何度も揃えてみました。
その後、世界記録が平均5.48秒と知ってソッコーで挫けたのは、いい思い出です。
ルービックキューブを知れば知るほど、トップキューバーの「膨大な暗記」と「精密な指さばき」には感服します。
わたくし、今では自身の記録更新よりも、ルービックキューブを愛でて楽しむというスタイルに落ち着いております。
参考まで、私は「Sub40」くらいのザコなので初心者に毛が生えたレベルなのであしからず。
※Sub40は、だいたい40秒以下で6面揃えられること。
何てことを思いながら、何度か回してみた結果、前作のGAN11とあまり変わらないような?という印象を持つ。
おそらく、初期状態だと磁力の強さが低く設定されているのでパッとしない回し心地です。
なので、分解して磁力MAXに調整していくことにしました。
GAN 12 Maglev 分解していく
全バラシするために、まずはセンターキューブのフタを外していきます。
フタを開けてすぐ見えるのが今回注目の新構造の「Maglev」ですね。
初見では「Maglev」を取り外す際に磁力の反発でパーツがぶっ飛ぶのでご注意くださいwww
Maglevとは?
ウィキペディアによると「Maglev」とは「マグネティックレビテーション」の略で「磁気浮上」のことらしいです。リニアモーターカーと同じ原理なので何だか凄そうな印象を受けます。
これまでのGANシリーズは、バネの力でセンターキューブを押さえつけていましたが、それがマグネットによる磁力制御になったんですね。
取扱説明書によると、付属の器具でカチカチと回すことで、①キューブ中心からの距離と②キューブを押さえつける弾力の2つを調整できるみたいです。
ここを調整することで、キューブの回し心地をキツキツからグニャリまで変更することができます。
とにかく、磁力の反発があるから調整しづらいな!!
もうちょっと何とかならんかったのか・・・。
まあ、調整は最初にガッツリやれば、あとは微調整くらいだからいいけどさ・・・。
さらにバラしていきます。
コーナーキューブをアシストする磁力も2つの調整によって強さを変更することができます。
初期状態で刺さっている磁石を付属の強力な磁石に変更します。
次に、コーナーキューブに付いている切替スイッチで「弱中強」の変更ができます。
私はいつものように磁力MAXにしますw
さらにバラしていきます。
コアっていうのかな?骨組みには磁石が埋め込まれていました。
ここの磁石の改良によって、回転時にコーナーキューブがビタッと止まる仕様が強化されたと思います。
コアは雪の結晶のように美しく、コマのようによく回りました。
今回の「GAN 12 Maglev」の調整関係をまとめてみます。
項目 | 調整 |
Maglevの距離調整 | 6段階 |
Maglevの弾力調整 | 6段階 |
コーナーの磁石の棒交換 | 3段階(磁石なし含む) |
コーナーの磁力切替スイッチ | 3段階 |
これらを自分の好みの回し心地になるまで調整していくって感じになりますね。
GAN 12 Maglev 感想を述べていく
実際どんな感じなのか前作の「GAN11 M Pro」と比較しながらお伝えします。
まず、材質について。
今回私が買ったGAN12の「UVコーティングタイプ」は、テカテカというかツヤツヤで、高級感があって傷が付きにくそうでした。
回しているときのグリップ感も申し分ないんですが、私は手汗をかいちゃうので、前作のサラサラした「フロステッドタイプ」の方が手になじむかな~と思いました。
この辺りは個人の好みが大きく影響しますね。
あと、回転音は圧倒的にUVコーティングの方がうるさいです。笑
コーナーカットに関しては正直、前作と同等かと思います。
が、しかしですね!!
今回のGAN12は、マグネットの磁力が強化されているので、コーナーカットうんぬん以前に「ビタッ」とキューブの角が揃います。
「もはやコーナーカットって何ですか?」って勢いです。
マグネットが強力になったため、途中で止まることを許さないって感じです。
とすると、肝心の回し心地はどうかと言うと。
マグネットによる強力な磁力のアシストを最大限に受けられるように、センターキューブの弾力を下げて、ある程度「グニャリ」な設定と相性がいいように思いました。
最初はぐにゃんぐにゃんの設定にしておいて、自分が気持ち悪くならない、ポップやツイストが起きない程度まで、設定で締め付けていくように調整するといい感じになるかと思います。
このようにセッティングすることで、回転時の初動は超軽く、ビタッと止められる理想のキューブになると思います。
特に初動の軽さは前作と比べてもかなり軽くなっているので、これは気に入りましたね。
GAN 12 Maglev まとめていく
それでは実際に使ってみて感じた点をまとめてみます。
- 強力な磁力によってコーナーがビタッと止まる。
- 「Maglev」搭載モデルは、サラサラとツヤツヤから選べる。
- 自分に合うセッティングへの調整幅が広い。
- 回転時の初動の軽さが気持ちよくて好き。
- 磁力の反発を利用した「Maglev」部分の調整が少しやりづらい。
- 柔らかめのグニャリ設定が苦手な人はマグネットの恩恵が少ない。
- 機能だけでなく、価格も過去最高。
今回、GANCUBE初の「Maglev」という機構を搭載したモデルでしたが、確かに調整しづらいなどの改善の余地はあると感じました。
ただそれでも、機能的にはかなりの完成度だと思います。
自分の好みを反映したセッティングが可能なので、お金があってルービックキューブを趣味としてやっていくなら、これ買っておけば大丈夫です。
知り合いに「世界最高峰のルービックキューブだよ」って貸してあげれば話が盛り上がること請け合いです!