
最新の競技用スピードキューブを使ってみたい!
このような人のためにルービックキューブ購入マニュアルとして本記事を書いています。
この記事では、
- ルービックキューブの選び方
- 初心者におすすめのルービックキューブ
- 競技者におすすめのルービックキューブ
これらについて詳しく解説します。
ルービックキューブ歴3年になった私が、実際に10個以上のルービックキューブを購入してきた経験を元に書いています。
ルービックキューブは毎日練習すれば誰でも揃えられるようになります。
あなたの特技をひとつ増やしてみませんか?
ルービックキューブの選び方
結論:中国メーカーのルービックキューブを買う
これが私の結論です。
「え?中国製ですか?」と思うかもしれませんが、ルービックキューブの人口は日本よりも中国の方が圧倒的に多いです。
そして、世界記録を叩き出すトップランカー達には中国メーカーのスポンサーがついています。
私から伝えたいのは「競技者はもちろん、初心者こそ高性能な競技用ルービックキューブを使用するべき」ということです。
私がルービックキューブの市場を見ていて「最先端を進んでいる」と思う中国の5メーカーがこちらです。
- GANCUBE(ガンキューブ)
- MoYu(モーユー)
- YuXin(ユーシン)
- QiYi(チーイー)
- DaYan(ダヤン)
世界記録保持者の「Feliks Zemdegs」氏も中国メーカー「GANCUBE」のルービックキューブを使用しています。
フェリックス氏以外の世界記録を持つトップキュービスト達の多くも中国メーカーのルービックキューブを愛用しています。
ただし、具体的にコレがこうなっていたら「競技用」みたいな取り決めはないです。
競技用が競技用たる機能を3つご紹介していきます。
①競技用は回転が軽くて指先で回せる
ルービックキューブを効率よく揃えるために求められることは何か?
それは「滑らかに素早く回せること」です。
ルービックキューブを早く揃えるために、人差し指1本でトリガーを引くような指使いで回します。
中国メーカーのキューブは、めちゃ回しやすいです。
このように人差し指1本で上面を回します。
手で握り込んで回すのではなく、指1本で回すことで効率よくルービックキューブを揃えることができます。
②コーナーカット処理で強引に回せる
低性能なルービックキューブを使っていると、揃えている最中に引っかかって回らなくなることがあります。
本当にイライラします。笑
しかし「コーナーカット」という処理が施されているルービックキューブは、多少キューブの角が完璧に揃っていなくても、自然にキューブがズレて回ってくれます。
このように強引に回すことができます。
引っかかることなくスムーズに回転します。
③磁石内蔵で回転をアシストしてくれる
ここ数年の間にルービックキューブは大きく進化しており、磁石内蔵のタイプがスタンダードになりました。
中途半端な力加減で回しても磁力のアシストにより、綺麗に回すことができます。
先の動画で使用しているルービックキューブにも磁石が搭載されています。
これはもう買って体感してもらうのが一番分かると思います。
ルービックキューブのおすすめ【初心者向け】
まずは初心者向けの価格の安いルービックキューブからご紹介していきます。
価格が安い代わりに回転が少しだけ引っかかったり回転が重めなキューブが多いです。
まずはお試し感覚でルービックキューブを始めたい人におすすめします。
【メガハウス】ルービックキューブ 2x2 Ver.2.1
まずご紹介したいのが日本メーカーである「メガハウス」のルービックキューブです。
中国メーカーではありませんが、日本で最も有名で安心と信頼のあるメーカーです。
この2x2x2は3x3x3よりもマス目が少ないので全面を揃えるための難易度が低くなっています。
現在の3x3x3の揃え方のスタンダードとなっている「CFOP法」という解法は、そのまま2x2x2を揃えるのに流用できるので、初心者の最初の入門機にお勧めです。
まずはルービックキューブを揃える快感を得てみて下さい。
【メガハウス】ルービックキューブ 3x3 Ver.2.1
そしてこちらがおそらく日本で最も知名度の高いルービックキューブです。
日本ではメガハウス、ツクダオリジナル、ドンキホーテ、トイザらス、100円均一などでルービックキューブを見かけますが、メガハウスのルービックキューブが一番回しやすいです。
ですが、磁石は内蔵していないので丁寧に回してやる必要があります。
店頭で簡単に入手することができるので「まずはお試しでルービックキューブを揃えてみたい」という人には選択肢としてありだと思います。
【QiYi】Magic Cube
QiYiというメーカーのルービックキューブで価格が安いです。
安いくせにコーナーカット処理がしっかりしていて安定した回転をしてくれます。
まずは現代のキューブの性能がどの程度なのか知るにはもってこいです。
さらに、Amazonを見てもらえば分かりますが、2x2x2と3x3x3のセットや、4x4x4と5x5x5がセットになった販売も安価で購入することができます。
とてつもなくコスパが良いキューブなので最初のキューブにお勧めしたいです。
【QiYi】マグネティック Magic Cube
先ほど紹介したQiYiの磁石内蔵タイプで、この価格はコストパフォーマンスが高いです。
開封直後はネジの締まりが強いので、自分で回しやすい軽さまで緩めて調整してやると回しやすくなります。
ズッシリとした重量に重めの回転で安定感があるので、ガシガシと力で回すひと向きです。
比較表をチェック
初心者にお勧めの人気ルービックキューブを並べています。
画像 | ![]() |
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![]() |
メーカー | メガハウス |
メガハウス |
QiYi | QiYi |
製品名 | ルービック キューブ 2X2 Ver.2.1 |
ルービック キューブ 3x3 Ver.2.1 |
Magic Cube | マグネティック Magic Cube |
磁石内蔵 | × | × | × | ◯ 磁石内蔵!! |
サイズ | 46mm | 56mm | 56mm | 55mm |
重量 | 未 | 未 | 100g | 80g |
価格 | 1,000円 | 1,700円 | 1,800円 | 1,900円 |
※色の付け方が「ステッカータイプ」と「ステッカーレスタイプ」があります。
ルービックキューブのおすすめ【競技用】
最近では国際大会で使用されるレベルの高性能なルービックキューブも、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングで購入できるようになりました。
入手難易度が低くなって嬉しい限りです。
そしてやはり、最初に購入したルービックキューブが低性能だと、上手く回せずに面白さが分かる前に飽きてしまいます。
また、途中でルービックキューブを買い換えると以前のモノは全く使わなくなるし、回し心地が異なるので、慣れるまで時間がかかってしまいます。
私としてはやっぱり高性能な競技用のルービックキューブを手に取ってもらいたいです。
【GANCUBE】GAN12 Maglev
こちらの最新作はYouTubeでレビューしています。
よければ動画でご覧ください。
前作の「GAN11 M Pro」から内部構造が少し変わって、磁力がより強力になりました。
私の場合、若干「グニャリ気味」な設定にして圧倒的な初動の軽さを得つつ、マグネットによる強力なアシストでビタッと止めるのが快感です。
価格は高いですが、2022年をけん引するルービックキューブであることは間違いなさそうです。
【GANCUBE】GAN11 M Pro
これが2021年の時点で最高性能を誇るルービックキューブであり、少し高価ではありますが買って後悔はしない完成度となっています。
弱点らしい弱点が見当たらない、全く不満のない一品です!
正直言ってこれを買っておけば間違いなしです。
値段だけ見ると少し高いなぁと思うかもしれませんが、世界記録保持者が使用する最先端の高性能ルービックキューブがこの値段で買える!と考えると安く感じます。
実際に使用してみたレビュー記事もあるので参考にしてみて下さい。
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【GAN11 M Pro レビュー】2021年最上位モデルは値段なりの価値があるか
【GANCUBE】GAN356 XS
2019年から2020年にかけてルービックキューブ界を引っ張ってくれた「GAN356 XS」です。
全体的にパワーアップした「GAN11 M Pro」の発売によって価格が下がってきているので狙い目となります。
この「GAN356 XS」から革新的な進化を遂げました。
- カプセル型のマグネットで磁力を調整可能!
- バネの強さで弾力を調整可能!
- 6面のバネの締め具合を均一に調整可能!
- 競技用キューブの中でも軽量な67g!
このように色々な箇所を自分好みに調整できるようになっており、自分が求める最高の回し心地にカスタマイズすることができます。
国内通販サイトでも価格差があるので一通り覗いてみて下さい。
詳しくはこちらのレビュー記事を参照下さい。
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【GANCUBE GAN356XS レビュー】超軽量67gでパーツ交換も不要に進化
【GANCUBE】GAN354 M Stickerless
競技用として紹介する3つ目のキューブも「ガンキューブ」の製品です。
本当に今はGANブランドの1強と言っていいと思います。
こちらの「GAN354 M Stickerless」はこのような特徴があります。
- 上記2つのキューブと比較しても遜色ない回転のしやすさ。
- サイズが少し小さめの「54.4mm」なので手の小さい人に馴染みやすい。
- ただし、磁石の強さや締め具合などは調整できません。
- その代わり価格が抑えられていて購入しやすい。
※マイナーアップデートで「V2」と名称が変わっています。
【DaYan】TengYun 3x3x3 M
2012年頃に圧倒的シェアを誇って猛威を振るっていた「DaYan ZhanChi」のメーカーである「DaYan」が2019年に復活して販売を開始したモデルになります。
大きめのコーナーカットが施されていて、高速回転させても引っかかりがありません。
ヌルヌルと軽い回転で、今までになかった新しい回し心地です。
比較表をチェック
2021年現在の人気ルービックキューブを高性能な順番に並べています。
画像 | ![]() |
![]() |
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メーカー | GANCUBE | GANCUBE | GANCUBE | DaYan |
製品名 | GAN11 M Pro | GAN356 XS | GAN354 M | TengYun 3x3x3 M |
発売日 | 2020/11 NEW!! |
2019/11 | 2018/07 | 2019/01 |
磁石内蔵 | ○ | ○ | ○ | ○ |
サイズ | 56mm | 56mm | 54mm 小型!! |
56mm |
重量 | 63g 軽い!! |
67g 軽い!! |
81g | 77g |
価格 | 6,900円 | 5,200円 | 4,000円 | 4,280円 |
※商品によっては見た目が黒枠の「ブラックタイプ」と「ステッカーレスタイプ」があります。
競技用ルービックキューブのまとめ
この記事では、ルービックキューブの選び方やおすすめについてご紹介しました。
私個人が今からルービックキューブを買うならこんな感じです。
- 初心者向けの低価格帯のキューブはどれもドングリの背比べなので好きなのを買え!
- 競技用の高性能なキューブを狙うなら現時点で最強の「GAN11 M Pro」を買え!
少し乱暴なもの言いですがこんな感じになります。
ルービックキューブはアラサーの私でも2週間ほどの練習で1分を余裕で切って6面全てを揃えられるようになりました。
ルービックキューブは今も進化を続け、世界記録はどんどん更新されています。
子供から大人まで楽しめるので一度手に取ってみては如何でしょうか!
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